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有料の知識って何?

先日noteから、有料記事を書いてみよう的なお知らせが来ていた。
自他共に認める金の亡者である僕は、キャンペーンを機会に書いてみようと思い立った。

その結果、お金を貰って誰かに教えられる知識がないのではないか、と気付いた。
自分の知識が、中途半端なのである。
何らかのノウハウなどというものは、そもそも持ち合わせていない。
そんなものを知っているなら、まず間違いなく自分で実践している。
神話や語学ならば、かろうじてネタにできるかもしれないが、期間中に書ききれる自信がない。
大好きな盛岡のこと、岩手のことにしても、情報が古い。最新のトレンドに疎い。数年前の盛岡の話では、ただの思い出話になってしまう。紹介したお店がない、なんてことになったら申し訳ない。あと、僕もショックで泣く。
人に教えられること、人に教えられること…悩んだ僕の頭に、ひとつの天啓があった。

「きれいな袋とじの開封方法」

いや、有料記事にはできない!してはいけない!
これでいくら取るつもりなんだ!神よ、何を考えている!
(神ではなく僕がおかしいのだと思う。)
人に教えられること…僕は悩み続けた。

「傷ついた!ひどい振られ文句ベスト3!」

有料で公開したいくらいではある。無料で出すには傷が深すぎる。
振られた経験は人よりも多い。ニッチ過ぎるがウケるかもしれない。
繰り返すが、無料で出すには傷が深すぎる。
書いてて、思い出してきた。泣きそう。
人に教えられること…ないような気がしてきた。

「やらかした!酒の失敗ベスト3!」

駄目だ。すでに1位と2位を無料公開している。余談だがさっきから「後悔」のほうが予測変換の最初に来る。酒の後悔ならしている。しているから正しい変換で出てくれ。
人に教えられること…ない、多分ない。

駄目だ。僕には何も教えられない。
酒の失敗とか、失恋とか、居酒屋で話すようなことしか僕の脳内にはない。袋とじなんて、別に居酒屋ですら話さない。そもそもそういうスケベなものは、ネットを頼りにする男のほうが多かろう。

「刺されて笑った!変な場所の虫刺されベスト3!」

「されて驚いた!嫌がらせベスト3!」

「斜め上!振られたその後の展開ベスト3!」

…いや、どれも無料のネタだ。そもそもお役立ち情報じゃない。笑ってもらえるかもしれないネタではあるが、それだけである。
ちなみに虫刺されについては「鼻の下」と「眉間」が、絶妙につらかった。当時はマスクをしていなかったので、鼻の下は目立って仕方なかった。普段から鼻の下を伸ばしてはいるが、虫に刺されるとは思わなかった。

今の結論として、僕には無理かもしれない、有料記事。
いい。構わない。問題ない。
僕は読んでくださる方が喜んでくれたらいい。
その上で、いずれはそれが仕事に繋がったなら満足だ。
まずは、自分の知識を満たすこと。
それが必要かもしれない。

とりあえずは、「好き」を突き詰めてみよう。
そう思う夏の日である。


ちなみに、振られ文句、聞きたいですか?
お高いですぜ、旦那。






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