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コースター

曹達ソーダ水の向こう側
笑ったきみの名残
海風にすべてを奪われて
わたしの心は空っぽになる
ハンドメイドのコースター、雫で濡れて
いつまでここにいたら
きみは迎えに来るのでしょうか

曹達水、反射光、泡
笑ったきみの残滓
海風にのってミントの香り
わたしの心は透明になる
ハンドメイドのコースター、影がのびる
いつまでここにいれば
きみは探しに来るのでしょうか

たくさんの列車が行く、このリアスの景色
きみは馬鹿みたいにはしゃいでた
待たせるのは嫌いって、そう言ったじゃない
いつだって、勝手すぎるよ
ぬるくなった曹達水
もう夕暮れなのね
今日も、ひとりきりのまま

恋人たちが手を繋ぐ、コースターの刺繍
懐かしむようにそっと
わたしはその雫をぬぐ







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