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なぜ働くのか

「なんで働かないといけないんだろう」

そう初めて考えたのは大学4年の春

教員という夢を抱いていた私は
社会に出て働くことに対して
何も考えることがなかった

というか働くとか仕事っていうイメージより
夢が実現するっていう方のが大きかった

しかし夢を挫折してその考えは大きく変わった

教員を挫折したのは大学3年生の夏終わり
ずっと一途に教員を目指し続け
強い思いを持ていたこともあり
どうしてもすぐに切り替えることはできなかった

だけど嫌でも就活は始まっていく

就活について何もやってこなかった中
ボロボロになりながらも何とか立て直して
2月末から企業説明会などに積極的に取り組んだ

だけどどうしても教師以外に
やりたいことが見つからなくて次第に

「なんで働かないといけないんだろう」

「なんで仕事というやりたいことじゃないことに
時間を奪われないといけないんだろう」

「なんで働きたいのを前提に
就活をしなきゃいけないんだろう」

と働くことに疑問を抱き始めた

お金を稼ぐためだとしたら
なぜお金がいるんだろう?

生きていくためだとしたら
仕事というやりたいことでもないことに
大半の時間を奪われてまで
生きなきゃいけないんだろう?

社会に出たら確実に今みたいな自由な時間は減る。
だったら学生のうちに目一杯楽しんで
人生終わらせてもいいんじゃないかとさえ思った

それでも何とか内定をもらい就活を終えたが
これからの社会人生活について明るい未来は抱けなくて入社前の研修ではこれからの将来に落胆した

職種的にはこれまでの学びが生かせられるし
教育に近いものではあった

そして何より「やりたいこと」ではなく
「やれること」を重視したから
そういう面での辛さはなかった

だけどどうしても「やりたいことじゃない」
が引っかかって
なぜ働いてるかって聞かれたら
働かないという選択を許されない社会だから
と答えるしかなかった

そんな将来に希望が見えないままが嫌だったのと
新たな目標ができて退職した現在

なぜ働くかと聞かれたら
興味がある、経験値をあげたい、暇つぶし
この3つになる

退職したことによって
手当等で働かなくても生きていけることと
色んな人と関わる中でレールに乗らず
自分のやりたいを追求していく生き方があることを知った

だから今は
暇だし興味あるしやってみたいから働いている

この「自由」っていうのも
自由だからこその難しさがあって
正直レールに乗って定職に就いている方が
楽だなと思う

だけどもう少しだけこの生活を続けて
色んな事を経験していく中で
自分のこれ!というものに出会えたらいいな
と思っている

そんなお話でした

最後まで読んでいただきありがとうございました

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