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PMS(月経前症候群)って知ってる?

皆さん、こんにちは!
フリーライターのユリです。

今回は「PMS(月経前症候群)」についてお話しますね。
最近は知っている人も多いかもしれません。

PMS(月経前症候群)は、
月経前に起こる身体と心の不調のこと。

私のPMS歴は約10年。
PMSという言葉を知ったのは20歳を過ぎてからでした。

この記事を通して、私は同じように悩んでいる人に
「あなただけじゃないよ!」
と伝えたいと思います。

また、知らない人たちにもPMSで苦しんでいることを知って欲しい。きっと想像しているよりも、PMSを抱えている人たちは辛い思いをしているはずだから。

そんな思いを持って、この記事を書きます。

※注意
私の個人的な見解・意見・体験です。私は心理学者でもカウンセラーでもありません。PMSに悩む1人の女性です。医学的な診断はできません。ひとつの参考として読んでくださいね。

PMSに気づいたきっかけ

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私がPMSだと気づいたきっかけは、
「うつ病じゃないか…?」と思い始めたからです。

20歳になった頃、身体的にも精神的にも辛いことがありました。家族や友人、大学の人々に支えられて何とか乗り越えたと思っていた頃です。

表面上は立ち直ったように思いましたが、ある時心の変化に気づきました。

・イライラしすぎて人に八つ当たり
・そんな自分を恥じて号泣
・誰かを傷つけ怒らせるのではないかと異常に怯える

そして、心だけではなく身体も変化が起きました。ひどい肌荒れや腹痛など。最終的には、パニック発作みたいな症状まで出る始末。

この状態が半年くらい続き、やっとのことで病院へ行きカウンセリングを受けてPMSだと気づいたのです。

PMSの症状は?

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PMSは人によって症状が違えば、月によって症状の重さも変わります。

私の場合は心の症状が酷くて、
・イライラする
・楽しいと思っていたことが楽しくない
・無気力になる
・ネガティブな考えばかり浮かぶ
・自分を罵るようになる
etc…。

それに加えて身体の症状もあり、
・腹痛
・胸の張り
・頭痛
・肌荒れ
・疲労過多
etc…という感じです。

PMSでつらいことは?

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PMSでつらいことは、毎月必ずあることです。
生理前の10日から生理当日まで続くうえに、生理中も腹痛や腰痛に悩みます。

私の場合は生理後も心の症状を数日引きずるので、実質2週間くらいはPMS状態です。時には生理が遅れてPMSの期間が長引くときも。

PMS歴は約10年ですが…今でも全く慣れていません!
自分の身体に翻弄されているみたいです。

PMSの症状を軽くするコツ

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PMSを軽くするコツですが、私には5つあります。

・お風呂に入る(シャワーだけでも大丈夫!)
・食事をきちんと取る
(ダイエット中でもカロリーなんて気にしない!)
・適度な睡眠を取る
(寝過ぎにも睡眠不足にもならない程度!)
・ゆっくり深呼吸する
・自分を抱きしめる

いたって普通のことですが、
「普通」のことが出来なくなるのがPMS。

だからこそ、少し「普通」のことができただけで心が少し回復します。

私が特におすすめするのは、お風呂
入浴までできたらいいですが、シャワーだけでも大丈夫です!

PMSの時はとにかく心がどんよりしていて重い。
喩えると、常に曇り空で霧が漂っている感じです。
そして時々雷雨や竜巻が起きます。

そこでお風呂です!

お風呂に入ることは心の雲や霧を晴らしてくれる

と個人的には思っています。

ちょっと詩的になりますけど…PMSの時や心が病んでる時ってネガティブな空気が自分の心だけじゃなく身体にまで纏わりついている気がするんです。

小さな不安が溜まりに溜まって黒い霧になった感じ…と言ったら分かりやすいかもしれません。

お風呂に入って温かいお湯で身体を洗い流す。
身体の汚れだけでなく、心の暗い霧も洗い流す。

私はそう思っています。ここ10年経験してきたことですが、PMSで辛くなった時にお風呂に入るとかなり心が回復しますよ!

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また、深呼吸も効果があります。
不安な時やイライラしている時って無意識のうちに呼吸を止めていることがあるんです。

だから、私の場合は意識的に深呼吸を心がけています。といっても、忘れていることも多いんですけど…笑

とりあえず、お風呂と深呼吸。
騙されたと思って、一度試してみてください♪

PMSは病気じゃないけど病気と一緒

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今でこそ女性の生理痛やホルモンによる不調などに目を向けられるようになりましたが、昔はそうではありませんでした。

私が中学の時は動けないほど痛い生理痛なのに、
「生理痛の時は動いた方がいいのよ?」
なんて担任の先生に言われたものです。

心の中で「いや痛いから動けないんですけど!?」とツッコミを入れました。声に出す気力もなかったのです…。

それに対して、学生時代は男性の方が生理に関して優しかった記憶がありますね。
「生理痛?休んだ方がいいよ」って感じでした。

女性の方が逞しいというか、厳しくて
「生理痛くらいどうってことないでしょ?皆つらいけど頑張ってるんだから!」と言われることが多かったです。

しかし、社会人では全く状況が違います。
PMSや生理痛で苦しみながら勤務して、人間関係も築かなければなりません。

けれど、会社や上司の人はPMSの症状まで目をかけてくれるでしょうか?きっと気にかけてくれる人はまだまだ少ないと思います。

学生時代は親の目もあるし、生理の時に無理させて問題になったら…という考えから優しめになっていたのかもしれません。(もちろん、心から心配していた人もいたでしょうけど)

ですが、社会人になってもPMSの痛みは変わらないどころか学生時代よりストレスが増えてより酷くなります。

食生活やライフスタイルも昔と大幅に変わりましたから、女性の身体が変化に追いついていないのでしょうね。

ですから、
PMSは病気じゃない病気だと思います。


PMSは社会全体で取り組むべき課題

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私たちは男性と女性という性別で分かれていますが、PMSは女性だけの問題ではありません!

男性であれ、女性であれ、同じ同僚です。
男性であれ、女性であれ、同じ家族です。
男性であれ、女性であれ、同じ部下です。

PMSを知らない、理解していないままだと、
「なんでイライラしてるんだろ。こっちまでイラつく」
となって人間関係や勤務にも影響しますよね。

でも、少しでもPMSのことを理解できたら、
「なんでイライラ…ひょっとしてPMS?そっとしておこうかな」
に変わるかもしれません。

相手を一人の人間として見れば、PMSの辛さや周りに与える影響に気付けるはずです。

PMSを軽くするコツをお教えしましたが、あれは私個人の意見で万人に効くものではありません。

けれど、

「誰かに理解してもらえている」
「誰かに見守ってもらっている」
「誰かに労ってもらっている」

という気持ちや行動はどんな人にも優しい薬になります。

私自身、クライアントの方々に打ち明けて理解していただいた時は涙が出るほど嬉しかったです。今でも心から感謝しています。

PMSに悩む人たちへ

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PMSで悩んで苦しんでいる女性の人たち。
思い切って上司の人やパートナー、家族に話してみてください。

絶対理解してくれるとは言えなくとも、一緒に悩んでくれるはずです。

PMSに悩む女性の上司や同僚、パートナー、家族の人たち。
あなたたちが理解しようとしてくれるだけで彼女たちの心は軽くなります。

もし相談されたら、ちゃんと話を聞いてあげてください。一人の大人として自分の悩みを理解してもらえるほど嬉しいものはありません。

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私は現在のクライアントの方々や友人からの理解に救われました。
だから、この記事を通して私もあなたに手を差し伸べたい。

PMSは病気じゃない病気。
辛いって言っていい。
あなたは一人じゃないから。

そして、PMSになっていない女性の皆さんはご自身の身体に心から感謝してください。それは当たり前のことじゃありません。そして、PMSの友人や家族がいたら是非労ってあげてくださいね!

今後もPMSについての記事を書いていきます。

「PMSとストレス発散」
「PMSとうつ病の関係」
など。

よかったら、また読んでやってください♪

PMSは過信してはいけませんが怯え過ぎるものでもありません。楽しいと心から思える日は来ますから。

お互い悩みを共有していきましょうね♪
ユリ



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