見出し画像

ブンデスリーガ#3 ヴォルフスブルク VS RBライプツィヒ

ブンデスリーガ第3節 ヴォルフスブルク VSライプツィヒ

 新しい監督が指揮する両チーム。ヴォルフスブルクは、元オランダ代表で選手として多くのチームで活躍したファンボメル。
 RBライプツィヒは、オーストリアのRBザルツブルクで指揮していたジェシー・マシュー監督。

ナーゲールスマンの後任として任命されたマシュー監督の手腕が気になる。

 それでは、スタメンから

画像1

ヴォルフスブルク

1-4-2-3-1の布陣。ファンボメル監督のサッカーは今まで見たことがない。また、ヴォルフスブルクは長谷部誠選手が所属していたときにハイライトなどで観たことがある程度。

➤ボール保持

 左SBのルシヨンが高い位置をとり、左SHのシュテフェンが内側に、ボランチのアーノルドが左SBの位置に下りるローテーションで数的優位を生み出していた。

 また、ヴォルフスブルクの狙いとしてはハイラインでくる相手の背後を狙うこと。丁寧に下でつなぐことも大切だが、縦への思考が第一優先であることの大切さを感じた。

画像2

➤非ボール保持

オールコートマンツーマンに近い形でハイプレスを仕掛けてくる。ボールサイドに圧力をかけ、ボールから一番遠いレーンには誰もいない。

シュラガーは、アンカー的な役割で、最終ラインのカバーやライン間に下りてきた選手を監視するような役割が与えられていた。

画像3

RBライプツィヒ

 1-4-2-3-1の形。新監督のもと、RBのDNAにどのような化学反応をもたらすのか。

➤ボール保持

形的には、3-2-5を形成したい意図が見られた。非対称SBポジションをとる。右はドミニク、左はクヴァルディオールで幅をとる。

内側のフォルスベリとエンクンクが自由にライン間でボールを引き出したり、スペースにできた背後にランニングするシーンも見られた。

画像5

➤非ボール保持

4-4-2の中盤ダイヤモンド型プレスを採用しているように見えた。これは、アンカーポジションでビルドアップしてくる相手に対して効果的。

スペインのアスレティック・ビルバオもこのようなハイプレス戦術を用いている。


画像4

試合内容

 両チームとも序盤からインテンシティの高いプレーで迫力満点。特に、切り替えの部分では、一切手を抜かない。

 前半は、ホームのヴォルフスブルクハイプレス&縦への素早いボール供給によって押し込む展開が続く。

 後半も互いに高い強度でプレー。

ヴォルフスブルク52分:素早い切り替えからボールを奪い、左サイドへ展開。シュテフェンがゴール前にアイリ―クロス。GKグラーチがはじいたこぼれ球にルシヨンが反応して先制。1-0

 その後も前線選手のプレスバックや献身的なプレーをやめないヴォルフスブルクが逃げ切り勝利。

終わりに

 This is football.

 様々な戦術や観客を魅了するテクニックやアイディアも大切だが、まずは目の前の相手との闘い。

 そして、チームのために走る。そんな基本的なことを考えさせられるような試合だった。

  最後までお読みいただきありがとうございました。よろしければ、スキとフォローお願いします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?