かぜっぴき!漢方薬の勧め🕊️
皆様こんにちは!瀬戸葉月です😊🌸
「葉月のひとこと。」いつもご購読くださり
ありがとうございます✨
今回は
【かぜっぴき!漢方薬の勧め🕊️】
ということで、
実際に風邪っぽい症状が出た際に
体調に合わせたおすすめな漢方薬を
ピックアップ&解説していきたいと思います✨
👆ちなみに私の彼が最近
仕事でのどを酷使することが増え
少し調子が悪かったのですが、
このnoteにまとめた漢方薬を
体調に合わせておすすめ&活用してもらったら
短期間でかなり回復しました😊🌸
我が家ではちょっとした不調の時に
予防としても漢方薬を活用していますが、
正しい知識&使いどころを知っていると
漢方はかなり心強い味方となります✨
~目次~
今回は漢方薬の研究室で3年間学んだ知識も
織り交ぜて書いていくので、
専門的なところも多いかもしれません💡
まさに今日から使える&
役立つ内容となっておりますので、
👆こんな方はぜひ覗いてみてください^^🌸
それでは、今回もよろしくお願いいたします✨
👇
●漢方薬の基礎知識🍀
●「漢方」と「生薬」の違いとは?
皆さんは、
「漢方薬」「生薬」
この2つの違いが何か、知っていますか?✨
ご存じの方も多いと思いますが、
・「漢方薬」
・「生薬」
つまり、例えばでいうと
有名な「葛根湯」は
「葛根湯」というのは
漢方薬そのもの名前で、
その漢方処方の中身をクローズアップすると
👇
という7つの「生薬」が使われている、
ということになります✨
以下の記事では、
「漢方薬」「生薬」を分けて
説明することもあるので
気を付けて読み進めていただくと
わかりやすいかな、と思います😊🌸
●漢方薬はいつ飲むのがベスト?
これは薬だから=食後!と勘違いしている方も
多くいらっしゃるのですが、
漢方薬は西洋薬と違って主に
食前
が服用におすすめのタイミングです✨
(しかし、必ずではありません👀💡
西洋薬は食事の影響でお薬の
効果が発揮されなくなることがあるため
「必ず食前」「必ず起床時」「必ず食後」
などのお薬も多いのですが、
漢方薬は忘れてしまったときや気づかなかったとき、
飲むタイミングをずらしたほうがいい
併用薬があるときなどは
食後でも大丈夫なことが多いです^^🌸)
それではなぜ食前が推奨されているのかというと、
食事前の空腹時のほうが
漢方の生薬成分の吸収がよいからといわれています💡
いわゆる「食後」推奨のおくすりは、
・胃が空っぽだと胃潰瘍などの
胃腸を傷つける副作用の恐れがあったり
・食後で胆汁が出ているときのほうが吸収がよい
から食後推奨となっていることが多いのですが、
胃の粘膜を保護する薬や漢方薬などの
生薬成分は食前のほうが吸収がよい!と言われているので
飲むときはできるだけ空腹時を意識してみてくださいね😊🌸
●漢方薬で気をつけないといけないことは?
皆さんの中にも、
漢方薬は安全!と思っている方も
いるかもしれませんが…
(漢方薬を信頼してくださっているのは
薬剤師としても漢方大好き人間としても
うれしいのですが、🤣笑)
実は漢方にもちゃんと
などがあります✨
特に気を付けていただきたいのは
①甘草(カンゾウ)の摂取量
②西洋薬との相互作用
です💡
漢方の多くは複数の漢方薬を一緒に飲んだり
その中に被る生薬成分があっても問題ないのですが、
実は「甘草」(カンゾウ)という生薬には
偽アルドステロン症という副作用が有名で、
過去には「甘草」として1日5g、その主成分の
「グリチルリチン」として1日200mgが上限の目安として
定められていました。※
この甘草というのがちょっとだけ厄介で、
制限量に気を付けなければいけないにも関わらず
実は効能以外にも甘くて味の調整に使いやすいという観点からも
様々な漢方薬にブレンドされています💡
(私が習ったときには、漢方処方の中で
一番多く使われている生薬でした👀🌸)
基本的に多くの漢方処方が1日3回飲んでも
甘草は3g以内となっており
お薬としても安心して使用でき、
敏感にならずに服用可能ではあるのですが、
何種類も一度に漢方を飲んだり
適応回数を破って1日何回も飲んでしまう、
ということがあればこの成分には注意が必要です✨
とはいえ、甘草も10g飲んでも問題ない方もいれば
数グラムでも影響がある方もいるので、
甘草に限らずどんなお薬も
自分の体の声、体調に合わせて使うことを
前提にしてください😊🌸
②西洋薬との相互作用
こちらも多くの相互作用があるわけではないのですが、
大きな疾患を抱えている方や
・心臓のお薬
・利尿薬
を飲んでいる方は漢方薬を飲むとき注意が必要です💡
漢方薬の中で、
目立つ副作用や危険なものの代表格は少ないのですが
①甘草の過剰摂取
のほかに上げるとすれば
麻黄(まおう)や附子(ぶし)などの
強心作用のある生薬です💡
👆これらをわかりやすく言うと、
「飲みすぎるとドキドキする」
「動悸がする」「心拍数が上がる」
といった、心臓への影響があるものとなります🍀
β遮断薬などの心疾患に関わるお薬を飲んでいる方、
高血圧などで利尿薬を服用している方は
特に相互作用に気をつける必要があるので、
使いたい漢方薬がある場合は
お医者さまや薬剤師に相談してください😊
●西洋薬と合わせて使えるの?
さて、👆のように気をつけることをお伝えすると
・やっぱり怖い!
・漢方薬も使いにくいのでは?
と思われる方もいるかもしれませんが、
大体の漢方薬は西洋薬とも併用が可能です😊🌸
特に西洋薬は
「一時的にその病気を治す」
「血圧などの基準値から離れた数値をよくする」
「ウイルスをやっつける」
などの目的で
飲むことがほとんどですが、
+
それと合わせて体に合った漢方薬も飲むことで
・病気に強い身体をつくる
・悪いところだけではなく、
体全体の調子を整える
・今後その病気にかかりにくい体へ整える
などのメリットも見込めます✨
私の彼ののどの不調の際も、
市販の西洋薬に合わせて
漢方薬を併用してもらいましたが
いつもの西洋薬のみの時に比べて
早く回復した気がするといってもらえました^^🍀
最近はお医者さまでも、
西洋薬と漢方薬を合わせて処方する先生も増えてきて
調剤薬局で漢方薬を受け取った方がある方も
多いのではないかと思います✨
西洋薬も漢方薬も
それぞれの良さがあるからこそ、
正しい知識があれば両方の
「良いとこ取り」もできるのです✨
●面白い!"生薬"の豆知識
先ほど「生薬」とは1つ1つの薬草のこと、
と解説しましたが、
この「生薬」もとても面白いんです✨
例えば、
・原産国によってその成分が少し変わったり
・生薬を採取する季節が時期が違うと、
その成分の含有量(効果)に差が出たり
・似た植物でも、科目が違う植物だと
普通の食材になったり
・同じ植物にも食用の部分と生薬になる部分があったり
・根っこの中でも、膨らんでいる"膨大部"や
"塊根"(かいこん)と呼ばれる
太い部分のみが使われたり…
・その部位でも、湯通しして乾燥するか
そのまま乾燥するかで成分が変わったり…
👉植物は医薬品と違って実際に
生きている&成長するものなので、
その取扱いにも
「この部位を使ってね」
「この方法で加工してね」と
ちゃんと規定があるんです✨
中には皆さんが普段主食にしている
「小麦」も、一部が生薬としても
使われていたりします👀💡
パンやパスタ=ダイエットによくないという
イメージもあるかもしれませんが、
これも知っていると面白いですよね😊🌸!
あとは知らないほうが
幸せかもしれませんが、笑
生薬の中には植物以外にも
などもあります…!😂
(高価で珍しいものが多いので、
市販薬で使われているものは比較的少ないです!笑)
気になった方は、ぜひ成分名から
1つ1つの生薬も調べてみてください!🌸
その時はいきなり変な画像が出てきて
びっくりしないように、心の準備も
しておいてくださいね😂(笑)
●家庭で使える漢方のまめ知識
これはちょっとしたここだけの小話なのですが…
私の研究室の教授は、生まれたお子さんに
"胃腸の強い子供になってほしい!"と
幼少期に予防的に胃腸機能を高める漢方薬を
定期的に飲ませていたそうです😂✨笑
実際にエビデンスがあるか、効果があったか
と言われると定かではありませんが…
(参考にはならないかもしれませんが、笑)
教授のように知識のある方や
漢方薬の勉強をしている方、
漢方に精通している薬剤師であれば
病気ではないときでも、元気な時でも
「漢方薬」を活用しています💡
私も元気な時でも、暑い日は
体力を補う漢方薬を飲んでから学校にいったり
食べ放題の前には消化を助ける漢方を
飲んだりしていました🌸
実は身近な例で行くと、
コンビニで買えるアルコール頭痛にきくお薬にも
実は【五苓散】という水分代謝をサポートする漢方が
使われています👀💡
ご家庭でも、
・ちょっと疲れ気味な時
・ちょっと飲みすぎたとき
・ちょっと緊張しているときなど、
それぞれに合う漢方を見つければ
自分や家族を守る、お守りとして
活用することができるのも漢方のいいところです^^🌸
もちろん中毒のように
不必要な時にも過分に飲んだりするのは
おすすめしませんが、💦
現在、頭痛薬や栄養ドリンクなどの
常時服用・脱却にお悩みの方は
ぜひお近くの漢方薬局に相談しに行ってみてください♪
●おすすめの漢方一覧(11種類)
それでは、今回の本題です!💊
それぞれの処方内容について、
①効能効果(処方の説明)
②具体的にどんな時におすすめか?
を解説していきます^^✨
●葛根湯
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