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クライマーのイジり問題

クライマー問題かはわからないが、身体的特徴をネタにイジられるのが苦手だ。
ずっとテニスをしてたせいか、思春期のころから太ももが、同じくらいの身長の人たちよりも太く、スボンのサイズはいつも太ももで決めざるを得ないくらいだ。
最近、ストレスや仕事の忙しさなどあって、体重が増え、遂には人生最重量級となってしまった。
そんな中、ダイエットしつつも、疎遠だったホームジムにまた顔を出すようになった。
親しいクライマーたちと登っていると、ルーフを登ったりマントルを返したりする度に、重量感を増した私のお尻が突き出ることになり、それを見たクライマー仲間は「ぶりんぶりんした尻、落っこちるかと思った」と私をからかってきた。
気にしてることを突かれ少しモヤっとした気分になったが、親しい仲間の冗談だし、笑顔で「でしょー、潰しますよ」とか返してた。
しばらく冗談は続き、登るたびに仲間たちの冗談はエスカレートしていった。
「曲線美が素晴らしい」だの「ファンになった」だの、少し背筋のゾワッとするセリフを何回も言ってくるようになり、終いには、「〇〇がルーフ登るぞ!尻アップで動画撮っとけー!」なんてことまで言い始めた。
私が「辞めろー」と冗談まじりに言えばさらに加速するようで止められず、もはや、7割くらいは嫌な気持ちにしかならなくなった。
そんなこんな言われ耐え続けていると、遂に「デブ!」と禁断のワードが私に投げつけられた。


……
………

相手を傷つける意思はなくても
相手がどんなに親しい人でも
相手の状況、タイミングによっては
取返しのつかないくらい相手を傷つける。

これを書きながら
私も傷つけていた事があるなと反省しました。

そして、自分のためにも相手のためにも「嫌なことは嫌!」と早めに伝える。きっと親しい人は分かってくれます。
今回の私のように我慢して溜めに溜め込んでも、残念ながら誰にとっても良いことはないんだと思います。

カワジ


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