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思い出と日課

蝉が元気よく鳴く7月のある日。
カメラマンさんに写真を撮ってもらった。

自分と向き合う中で、
そのままの自分を肯定したいと、
ふと閃いた方法が、写真撮影だった。

撮影当日は、
ただ街中を歩いているところを
ただ楽しく笑っているところを
流れるように撮られていく。

ポーズを決めた写真は
何度か撮ってもらったことはあるけれど、
このスタイルは初めてだった。

出来上がった写真をみたとき、
自分らしさが分からない、という人に、
ぜひおすすめしたいな、と思った。

写真と言えば、
真っ先に思い浮かぶのは、思い出。
しかし、この日を境に、日課に変わった。

そう、SNSのアイコンを
初めて自分の顔にしてみたのだ。
しかも、真っ正面。

毎日目に触れるようになり、
懐かしいなと振り返るしかなかった
写真の役割が1つ増えたのだ。






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