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アサ
2020年2月16日 01:15
あなたは、私の小さな世界の全てだった。 本当に、全てだった。女子校の中で、多くの後輩の憧れの的だったあなたと続く、ピンク色のガラケーの中の秘密の繋がりが、幼かった私の誇りであり、唯一の希望だった。あなたから届くメールの受信ライトはピンク色にして、眠たい授業中も、机の中で光るのを心待ちに、毛玉みたいな携帯ストラップをいじってばかりいた。 当時、私の小さな世界で起きていた小さな諍いや、まだ