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恐竜と谷川俊太郎とピカソと

『生きる』谷川俊太郎

生きているということ
いま生きているということ
それはのどがかわくということ
木もれ陽がまぶしいということ
ふっと或るメロディを思い出すということ
くしゃみすること
あなたと手をつなぐこと

生きているということ
いま生きているということ
それはミニスカート
それはプラネタリウム
それはヨハン・シュトラウス
それはピカソ
それはアルプス
すべての美しいものに出会うということ
そして
かくされた悪を注意深くこばむこと

生きているということ
いま生きているということ
泣けるということ
笑えるということ
怒れるということ
自由ということ

生きているということ
いま生きているということ
いま遠くで犬が吠えるということ
いま地球が廻っているということ
いまどこかで産声があがるということ
いまどこかで兵士が傷つくということ
いまぶらんこがゆれているということ
いまいまが過ぎてゆくこと

生きているということ
いま生きているということ
鳥ははばたくということ
海はとどろくということ
かたつむりははうということ
人は愛するということ
あなたの手のぬくみ
いのちということ 


今朝、大好きなこの詩を投稿することにしたきっかけは谷川俊太郎とピカソとのシンクロ💗

ピカソは先日投稿したなおみが好きなこの言葉 ⇓

そして、ゼロさんの昨夜の記事での『恐竜がいた』(詩:谷川俊太郎 絵:下田昌克)。幸せなシンクロ&幸せな必然に感謝💓



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