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イギリスでの出産(陣痛促進剤からやっと出産)

調子乗って1時間おき(いや45分おき間隔の時もあった)に硬膜外麻酔のTop upを入れていて、痛み知らずの時間を過ごしていました。

4時間おきにドクターの検診。

私の子供はお腹の中からなかなか降りてこず、右向いたり、左向いたり、全集中とは無縁でしたw

シフトで働くMidwife(助産師)は次々と入れ替わり、シフトが終わる前に、「私が次のシフトで出勤する頃には生まれているといいけど・・・」という言葉を残していました。

入院して丸2日。まだ生まれてなかったの!?という驚きの声もあったり🤣

大概私も疲労困憊でしたが、一緒に居続けた夫は床にマットレスみたいなものを引いて雑魚寝だったので余計に疲れていたはず。

そんな中ドクター再来。

「次の4時間後(深夜3時半)のチェックで子宮口が8cm開いていなかったら緊急オペします」と言われ、ちょっと危機感を感じたものの、そんなこと言っても絶対大丈夫やって〜!と脳天気に思っていました。

それくらいの頃か、なぜか私はガクガク唇が震え出しました。寒いのか?暑いのか?プールの授業で寒くてガタガタ震える感覚のような、今までに味わったことのないような変な震え。周りに心配かけまいと、夫に窓を開けてくれだの、気を紛らわすおしゃべるをするも、やっぱり様子がおかしかったです。ハイテンションやったような。

そう、硬膜外麻酔を入れ過ぎてしまっていました。

そうこうしているうちに、タイムアウトになり、ドクターチェックの結果。

さっきから全然進んでいません。今からEmergency C-sectionをどこどこTheaterで行いますと告げられてしまいました。

(Emergency Caesarean: 緊急帝王切開/ Theater: オペ室 )

なされるがまま、すぐさま手術室に連れて行かれました。手術室って寒いんですね。

夫も立ち会ったので、夫は医療用ガウンみたいなものを渡され、セーターの上から着ようとしたら、「そんなもの脱げ!」と怒られてました🤣

緊急オペなので、もたもたしてる時間がなかったのでしょう。

今から行う手術の説明と手術による副作用を全て英語で説明され、「では、こちらに承諾のサインを」と言われました。

人生で最もラリった状態で(金輪際ラリったことないですが)今まで聞いたことないようなことを英語で全て言われ、サインまで。正直、借金肩代わりすると書かれてあってもうっかりサインしてしまってもおかしくない状態でした🤣

点滴による血管確保はされていたため、そこからは早かったです。

手術用の下半身麻酔を注入。

冷たい液体が手の血管を通り、ゾワっと痛い感覚!ひゃ〜〜〜💦これも痛い。

しばらく待って、霧吹きでお腹に水をかけられました。

オペのドクター「これは冷たいと感じますか?」

私「はい」

またしばらくして、同じことをしました。

私「冷たいような何も感じないような・・。わかりません」

もしかしてここでもう大丈夫と思われて、実はまだ麻酔が効いていなかったら気絶して死亡するのかな・・・など思ってしまい、返答にはめちゃ慎重でした。

オペのドクター「では、今から切ります。メス」

私はドラマと同じセリフ〜!と脳天気に聞いていました。

自分の下半身はカーテンがあるので、ドクター達の声しか聞こえずでしたが、今から取り出すからちょっと押す感じになるとか適宜説明してくれてありがたかったです。

そして、午前3時17分男の子が誕生しました。

付き添っていた夫はすぐ様、赤ちゃんの写真を撮ろうと立ち上がって写真撮影をした時に、うっかり!!!私の内臓まで見てしまったのです!!!

まだぱっかり開いたままの臓器。1.5リットル出血したので、血塗れの惨状。

すべてを曝け出したとはこのことかもしれませんw

夫はしばらくトラウマになっていました。南無〜〜🙏

やっと長い長いお産が終わって、私は放心状態。

後処理で臓器を縫う作業中に、聞かれたこと

オペのドクター「プラセンタ(胎盤)いりますか?」

いやいや、私はそんなん食べたりする国の人ではないので、ちょっとイラッとして「No Thank you!!!」とお断りしました。

無事縫合も全て終わり、治療室へ。

ここからまた驚きのことがたくさんでした。

次回からは産後編になります。

今日も最後まで読んでくださってありがとうございます😊

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