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重機オペレータ。。。

わたしは、補助金などをはねられた人なので、農業のほかに色々な仕事をして、暮らしてます。
補助金、事業融資などは、サラリー時代のあれやこれでわたしの信用がお亡くなりになり。。。
わたしの人生は、一度破綻しているのです。

その中で、なんとか人に頭を下げて、出資していただくこともあり、そのうちの一部は、準中型7.5トン、大型特殊自動車運転免許、車両系建設機械(整地、運搬、積込及び掘削)に変えることができ、冬季と臨時で重機に乗る時があります。


3トンセルフローダダンプと2トンクラスの油圧ショベル。回送から作業まで。


とにかく、自分が出来ること、売り込めること。
そして、競争率が少ない仕事や事柄であること。
そんな想いを持って、重機に乗ります。
もちろん、対価も求めていますが、日々の運転資金であっという間に消えていきます。。。

冬季。己の限界に挑む。

降雪が10センチを超えると、除雪車両が動き出します。
わたしも縁があり、その一員なので、降雪に備えて全て生活を組み立てます。

出動のTELが鳴り響くのは午前2時。
いそいそと、身支度をし、除雪車両が待つ基地へクルマを走らせます。
だいたいは除雪車両が稼働する前なので、凍てつくような冷え込みと、ツルツル滑る自家用車を走らせて、基地へと急ぎます。
基地に着いたら、出動前のミーティングです。
どんなに視界が悪くても、作業に事故はあってはならないので、破損しやすい箇所の確認、摺り合わせや当日の雪質からどのような作業の進め方をするか。
また、一度除雪した場所を二度除雪することのないよう、降雪量に応じて、作業現場を回る順序も臨機応変に組み立てます。

午前3時。
暖気が済んだ除雪車に乗り、出動します。
目安として、朝8時前には作業が完了して、帰投できるように、作業ペース配分を見ながら作業を進めます。
よほどのことがない限り、除雪車は止まりません。
夜が白けてきて、晴れていれば太陽が登る頃、朝の出動が終わります。

もちろん、降雪量が多ければ多いほど、目安の時間になんて帰ってはこれません。
除雪したそばからモコモコまた積もっていく日だってあります。。。
どうにかこうにか、怒られない程度まで担当区を仕上げて、帰投。

それから、間髪入れずにお昼の仕事が始まります。自分の仕事だったり、雪を片付ける仕事だったり。

どうにかこうにか、夕方まで仕事をして帰ります。17時、18時頃おうちに帰り、出動に備え仮眠を取ります。

これがわたしの今の冬の生活です。

重機で仕事をするということ。


見晴らしは確かにいいのだけれど。。。

なによりも、自分が上手くなければ、利益が出せなくて、お仕事なくなっちゃいます。
わたしが乗るクラスは総重量8トンクラスなのですが、ぶつければぶつけた物がカンタンに壊れるし、一般道を走るなら、常に周りに気遣いしなきゃ、事故に巻き込まれたり、なんなり。
とってもリスクが大きいです。
確かに果樹栽培とかでも、役には立つんだけどね。

抜根したり。
砕石敷いたり。ホイールローダーと油圧ショベルは違うけど、地盤高さを見たりする感覚はおなじ。

人が思う以上に。体力、精神力、両方消費する乗り物です。
楽しい、面白いは確かにあるけど。
動いたら動いた分のメリットが残せなければ、乗れる機会すらも無くなります。

まー、それが職人仕事なのかもしれないけど。

仕事が不規則すぎるから、自分で重機を持たない限りは、メイン事業としてはやれません。
でも、補助金や融資を引けないなら、やるしかないのかなあって。

インターネットを見れば、オペレーターへの不満とかも沢山見ます。
でも、自分が食べる為、生きる為もそうですが、皆様が快適に、どんな時もいつもと変わらない日々を送るためには必要な仕事なのかな?
とも思います。

農業以外の所得として見られるので、除雪始めたら、補助金とかの対象外だしね。。。

人手不足が叫ばれるけど、続けるためのハードルが高い。
そんなお仕事です。

会社員としてオペレーターやるには、また別の大変さがあるだろうしね。

何屋だって、言われることあるけど。

何にもないなら、ないで、やるしかないってのも現実。




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