Nikiちゃん

もしもインターネットと友達だったら。

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  • ゆいちゃんに愛を伝えます

    ゆいちゃんすき

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三万円

僕の誕生日があった。  その誕生日の一ヶ月ともう少しすぎた頃に、僕のじいやから手紙が届いた。今年は僕の誕生日を祝う気持ちになったみたい。それで、これまでいくつかの年は祝うことをしなかったから、と今年はその分も含めて参万円を贈る、と記されていた。封の中にはその三万円が入っていた。今年もきっと一ヶ月も遅れて、ぴったりと僕の誕生日を祝うことはできていなかったけど、三万円が詰まってた。きっと、おじいちゃん、おばあちゃんになったからって、お金の重みは変わってないと思う。僕が感じる数万

    • 由依さんへ

      僕と由依さんが出会って2年が経とうとしています。 あっという間に思うところもあれば、出会った時と比べるとたくさん変わったこともあり、成長したところも二人にはあるんじゃないかなと感じています。 2年前に今こんなような二人でいられることは想像だにできないような感じもしています。2年前の出会った頃のふたりに突然今を見せて「こんな感じに2年後ふたりはなってます」って言ってもにわかに信じがたい気もしています。 だけど今こうやって振り返ってみると一つ一つ積み重ねのうえでこうして一緒にいら

      • 2023年まとめ

        ゆいちゃんと僕と二人の中であった2023年について振り返りたいと思います。 昨年は春から遠距離の関係になってこれまでほどたくさん会える距離感じゃなくなったけれど、それでもより良い関係になれたんじゃないかなって思っています。むしろ少し離れた場所にいて、ずっと会えるわけじゃなくなったから、具体的にこれからどうしていくか、今あるハードルや乗り越えるものをどのように解決していくかをよく考えることができてとてもよかったんじゃないかなと思います。 もう今となっては当たり前のように進んで

        • わんちゃん

           僕はペットを飼ったことがない。七夕の屋台で、ねだって取ってもらった金魚とか、山にカブトムシ取りに行って捕まえたやつとか、それくらいしか飼ったことがない。ペットはすごく可愛くて、懐いてくれたり、触れ合ったりするのはすごく楽しい。  ただ、もし僕がいつかペットを迎え入れるとして、わんちゃんとかねこちゃんと一緒に暮らすとしてそうなったら、もし僕がその犬や猫の立場だったら、もしそうだとしたら、ずっと僕の家で暮らすことに満足して、うまく飼い主の想いに応えて暮らしていけるだろうかとか

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          まぜそば

           ゆいちゃんと一緒に食べた一番美味しいご飯はなんだろうか、と考える。上京のために引っ越しをする前夜、スーパーのカゴをひっくり返して、その上で一緒に食べたまぜそばのことを思いだす。  それはコンビニで温めてもらったばかりのどこにでもあるようなまぜそばで、別になんの変哲もないようなものだったけれど、とても美味しかったと度々思い出す。何もない部屋でふたり、一つのまぜそばを分けっこしながら食べていたっていう特別感のせいだとも思う。そのあと一緒に硬い畳の上で寝たのも良かった。次の日に

          どちらも好きだから

           無料サイトで見るんじゃなくって、好きな作品は購入するようにした。ちゃんと買って見るの、いいね。すごくいい。してる時も、きっと僕のこのお金で、画面の向こうの彼女は生きていくんだ、って思えるから。それだけで何だか勇気がつく。  だけど無料の下世話な感じもすごく好きなんだ。ビュー数を稼ぐために、競って扇情的な文句を並べて、同じような既視感のサムネイルのコンテンツに真新しさを作り出そうとする、そんなところがすごく好き。何だか詩的なんだよ。こんな見方もあるんだ、って思ったり、言葉の

          どちらも好きだから

          ありきたりのくだらない愛の歌を歌いたい

           嫌いなものが多くなった。だから、もうあんまり否定もしなくなった。僕は僕でいいんだから。君もそのままの君でいいんだ。僕は嫌いだけど、けどそれも呑み込んじゃえばなんだか楽しくなってくるから。好きなんかじゃないけど、続けるうちにやめられなくなるから。それで十分だ。僕の考える好き嫌いなんてくだらない。  新しいものを作りたいって願ってたけど、やめた。オリジナリティなんて何にも出てこない。ありきたりな愛の歌がいい。君が好きだから、君に好きって言う。一緒にいると楽しいから、楽しいって

          ありきたりのくだらない愛の歌を歌いたい

          電話

           今電話かけるとしたら、だれにかけるんだろう。もし、都合よく、僕がかけたいと思ってた人も時間が空いていて、迷惑がらずに電話に出てくれるとして。そうとして、あなたに電話、かけるだろうか。それでもかけないを選んでしまうかな。ああ僕だけがこんなに求めてしまった、って思われちゃうのが嫌だから?君の声を聴いた途端に、あれやっぱりあなたじゃなかったかもしれない、って迷いが生まれることが怖いから?

          3月のクミコ

           どこまでも続く道の中で誰かと会うことも、共にすることもあるだろう。けれど、僕はいったいクミコの何を知っていたと言えるのだろう。僕は6年もの間同じ家で暮らしていたのに、僕は突然いなくなったクミコを前に果たして何を知っていたと言えるのだろう。これまでの記憶、長い髪の毛、笑うときにできる目尻のしわ、微笑みでできるえくぼ、そのどれもが現実性を失っていくように見える。  どれだけ親密な時間を築き上げたと思っていても、どれだけゆるぎないものを手に入れたと感じても、ふとしたときに、そし

          3月のクミコ