「告白」湊かなえ

初めに

皆さんお久しぶりです。

noteの存在を完全に忘れていました

ネタが転がっていないか最近の出来事を考えていたのですが最近友達とNetflixを登録したので見たものの感想を少しずあげて行きたいと思います。

湊かなえ、とは?

皆さん、湊かなえさん、という小説家をご存知ですか?かなり個性的な方で、失礼かもしれませんが王道からは少し逸れた方な気がします。

特徴としては人間のリアルにつけ込んだような、愛情、憎悪、嫉妬、といった様々な感情からくる人間関係を綺麗に、いやぐちゃぐちゃに書き上げさらにそれをまとめあげられている方ですね。

代表作としては、「告白」、「贖罪」、「夜行観覧車」などなどですかね。読みやすい量ですので小説、もしくはドラマや映画などで1度見てみると良いかもしれません。

さてさて、前置きが長くなりましたので本編に行きましょうか

告白のあらすじ

舞台はとある中学校

場面は修了式、つまり1学年を終える式ですね。ここでとあるクラスの担任が最後の挨拶として語る場面から始まります。

何の変哲もない最後の挨拶に生徒たちも飽き飽きしていたその時です。

「私の娘はこのクラスの生徒に殺されました」

この一言によりクラスの視線が一気に先生に向きます。

また、この一言から全てが始まります。先生はこのクラスの生徒2人によって愛娘を殺されたとも言います。

先生と、先生の娘を殺したとされる生徒2人。この3人を中心として、同級生、部活の顧問、親、恋人をめぐって人間関係が変化していき、最後にそれぞれのエンディングを迎えていく、といった物語です。

ここから先はネタバレ含みますのでまだ見てない方は小説を読むなり、映画を見るなりしてからご覧下さいね👍

感想1
冒頭について

映画、小説共に読んだのですが今回は映画について触れていきますね。

映画を見て初めに思ったこと

松たか子さんの演技うますぎない!!???

ただ淡々と語り続けているだけですよ。

それも30分も。

しかしその中に動いているわずかな感情の変化が読み取れてしまうんですよ……

自分がそういった才能があるのかもしれないと誤解したくらいですね🤔(やかましい)

普通の人の話を30分聞けるでしょうか?

人間の集中して話を聞ける時間はせいぜい2、3分なのに30分近く語り続け飽きさせない松たか子さんの演技力、脱帽です。

感想2
直くんについて

直くんと母親の描写、これ以上ないくらい綺麗に残酷に移されていたと思います。

臆病な少年が言われたことを信じ込みすぎ段々と狂っていく様が短い映画の中にありましたね。

ウェルテルや美月が来る度に段々と豹変していき伸びた髪や髭、爪を見て生きていると実感する。

白血病、伝染率、でも調べておけばこんなことにはならなかっただろうに……

また、直くんを見てて思ったことは自分を持つことの大切さだと思いました。

自分の軸がない故に、努力できずに、仲間を欲しがり、他人と比べ、功績を欲しがる。そして、

最終的に人を殺す

ここに関しては修哉がダメでしたね。詰めが甘かったと何回見ても思います。

中学に入りようやく出来た本当の「友達」から

ただたまたま罰を受けて燃え上がった復讐心とたった一つの情報を握っている「生徒」としか見られてなかったと分かったら発狂ものですよね笑

本当の友情なんてそんな数ヶ月で生まれるものではないですからね。

ただ友達の少ない直くんにとっては自分を褒めてくれる人がいるのはとても嬉しかったのでしょう……

とっても長くなりそうなので今日はここまでで👍

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?