【Cyberworlds2022に参加】Augmenting the Boxing Game with Smartphone IMU-based Classification System on Waist
はじめに
こんにちは、杉浦裕太研所属のM1顧菲です。
9/27〜9/29に開催されたCyberworlds 2022にて「Augmenting the Boxing Game with Smartphone IMU-based Classification System on Waist」というタイトルでポスター発表を行いましたので、その報告をさせていただきます。今回発表した内容は、スマートフォンIMUセンサを用いたボクシングゲームの拡張・パンチの分類についてです。
研究の概要
ユーザはボクシングゲームを用いることによって自宅で運動しボクシング技術を学べますが、動作のチェックをしたり、指導をもらうことが困難です。本研究では、あらゆるユーザが持っているスマートフォンのセンサでボクシングのパフォーマンスを追跡することを提案します。
分類する目標として、初心者でも分かりやすい六種のパンチ:ジャブ、ストレート、左フック、右フック、左アッパー、右アッパー、を選びました。スマートフォンをアプリを開いたまま参加者の腰に装着し、参加者10人に対してゲームしながらパンチのデータを収集しました。その上でCNNモデルを用いてパンチを分類します。
今回の結果として、全員のデータを使用した識別精度は79.2%の精度、個人のデータを使用した識別精度は84.6%の精度を達成しました。本研究では、ボクシングゲーム体験の拡張と、多様な経験を持つユーザのパンチの分類を実現しました。今後の課題として、個人の情報に基づいた自動的な評価を提案しています。
当日のフィードバック
データ収集と個人評価の二つのテーマについてフィードバックをもらいました。運動モデルとして十人のデータは説明力が欠けるという制約について、クラウドソーシングなどの方法でテストデータを増やすことが挙げられました。その他、正確な評価のベースラインとして、プロフェッショナルボクサーや、専門的な知識を持つ先生に尋ねることもアドバイスとしてもらいました。
感想
初めてのポスター発表でフォーラム形式の議論と対話を通じて貴重な経験を積むことができ、勉強になりました。幸いなことにBest Poster賞を受賞しました。三日間で自分の研究分野に関することだけではなく、色々知識が浅いが興味深いテーマについて聞けて、充実した学会を体験できました。
発表文献情報
発表ポスター
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