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サークルから部活へ-学生にeSportsを普及させたい-

みなさん初めまして!
KAIT eSports(神奈川工科大学 eSports部)代表のりばてぃー*と申します!

この投稿は「サークルを作りたいんだけどどうすれば?」「サークルの運営ってどうしよう…」という方や「どうしてサークルから部活になったの?」という点について"部長個人の視点"から色々と書かせていただきたいと思います!

これを読むに当たって必須ではありませんが総合アカウントの宣伝の方を一応…


まず、高校生のみなさん!仮に大学でやりたいことがあるのであれば「大学名+やりたいこと」で検索してみましょう!

多くの場合サークルや部活は組織でのTwitterアカウントをもっている場合が多いです。もし自分のやりたいこととマッチしたサークルや部活が見つかれば早めにアプローチしてみると良いかもしれません。

もし、進路が確定した状態・やりたいことも決まっているのに該当のサークル・部活が大学にない!なんて時はどうすればいいでしょう?
そこで黙り込んでしまいますか?

そんなことは勿体ありません!だって自分が創設者になれるかもしれないなんてメリットがあるんですからね!

さあ、いざサークルを作ろうと思い立ったらまずすることは?
そう、人集めです。


大学にもよるとは思いますが一人ではサークルは成り立ちません。
実際僕自身も実家から離れた大学に通っていることもあり、入学前から共通の趣味がある友達は一人もいませんでした。

じゃあどうやって人集めしたって?
薄々というか思いっきり勘付いてるかとは思いますがTwitterです。

春になればよくTwitterにいますよね、#春から~大学 のハッシュタグ
まずはそこで友達を増やしましょう。スタートダッシュはとても大事です!

#春から ~大学 というハッシュタグの大元の意味からはそれてしまいますがこのタグは宣伝にも用いられているのをよく見ます。
(実際うちがサークルだった時代も宣伝に使っていたので…)
宣伝に使う組織があるくらいなのですから新入生はもちろん、在学生の目にも留まるのはほぼ自明といってもいいでしょう。

ハッシュタグで友達は増えましたか?
共通の趣味の友達を作りたいときは自分がタグ付きツイートをするときに「~やってます」なんて一言付けたすと反応してくれる人も増えると思います!

共通の趣味がある人を見つけたら次はいよいよ申請の段階に移ります!
大学によって規則があるとは思いますが僕の場合は直接大学の学生課に突撃して「eSportsサークルが作りたいです!」と言って必要書類を渡されて帰ってきました。


一言で書類が貰えて必要事項を記入して提出、申請が通れば晴れて公認サークルの設立!

どうですか?サークルの設立なんてあっという間ですよね。

さて、ここからが問題です。
ここからは僕個人の経験談、「神奈川工科大学 eSportsサークル」が「KAIT eSports」になるまでの経緯を交えてお話しします。

「神奈川工科大学eSportsサークル」(以下、サークル)の発足は15人程度でした。その時は「PS4部門」、「PC部門」といった大きな二つのくくりからスタート、主なタイトルは"Call of Duty"、"League of Legends"の2タイトルでした。
その他にもPUBGやR6Sも希望者はいましたが部門を設立するまでには至らず…

サークルを立てればどんどん人が増えて盛り上がってチームでスキルアップも図れる!なんてことは不可能です。
いざサークルを作ったのはいいものの問題だらけでした。

やる気のある人がいない、連絡もしない、人は来ない、練習いつしたっけ?状態でした。

このままでは部活への昇格はおろか数か月で終わりじゃん…そんな時に出会ったのが彼です。

彼の加入は嬉しいことでした。eSportsに直接触れてきた人間ではなくともeSportsに興味がある。そういった視点を持つ人間の加入は僕個人にとって大きな転機でした。

彼が担当した部門はその当時のサークルになかったSwitch部門であり、発売直前であった"大乱闘スマッシュブラザーズSP"、スマブラといえばCoDやLoLと比較すると触れやすいイメージのあるタイトルなのではないでしょうか?
友達の家なんかで集まってワイワイやった人もいるんじゃないでしょうか?

スマブラ部門の発足によって、サークルは大きく変わりました。
神奈川工科大学の行事には"三校戦"や"幾徳祭"といったものがあります。
まず、"三校戦"についてですがこれは「神奈川工科大学」、「東京工芸大学」、「産業能率大学」の三校によるスポーツ対決が行われていますがその中にある"スマブラ"、これの運営を弊サークルが請け負うことになりました。

これについては大学側がeSportsに対して前向きな姿勢をもっていることもあり、運営の話を大学の方から持ち掛けられました。

さんこうせん

↑三校戦、スマブラ対決の様子(なんとサークルメンバーによる実況解説付き)

これによって大学側のサークルへの認知も深まり、スマブラ部門内でもこういった機会で普段の練習成果を発揮できるというのはやはりeSportsの醍醐味なのではないかと思います。
実際、僕自身スマブラに深くかかわっているわけではありませんが会場の熱狂や駆け引きをみていても思わず感嘆の声を漏らしてしまうほどでした。

今更ながら僕がサークルを設立した目的について話させていただきますが、同年代ですら「eSportsって知ってる?」と聞いて「あー知ってる」なんて5人に1人いればまだいいほうです。
そのくらいeSportsの認知は日本では低いものだといわれていますし、プロゲーマーなんて言葉が煽りに使われてしまうほどマイナーなものだと感じています。


めちゃくちゃ野球にのめりこんでる人に「プロ野球選手かよw」なんて小ばかにした感じで言いませんよね?
それがゲームになると途端に「プロゲーマーかよw」とよく聞く煽りになってしまいます。

そういったeSportsのマイナーさを払拭すべくまずは学生の中からeSportsを盛り上げていこうという一心でサークルを立ち上げました。
サークルを立ち上げて終わりではなく、活動実績を残すことで部活への昇格、学校公認の部活となることで学校のサポートを受けながら自分たちの活動をアピールしていくといった小さな積み重ねによってeSportsの認知は深まっていくのではないでしょうか?
少なくとも、同じ大学にいた人には認知されてもらえると思っています。

さて、話題を戻しますが三校戦の実績もあり学校には活動実績と勢いのあるサークルとして認知されていると感じるようになりました。

もちろん学外でもTwitterでの積極的な宣伝が目に留まったのかこんなこともありました。

こういった形で活動を認められるとモチベーションというものは上がりますよね。

さて、サークルの宣伝をして人が集まるのはいいことですがその反面、人が多ければ起きる問題も多々あります。
入りこそよく馴染んでいたメンバーでしたが、一緒に練習を行っていくにつれて目的や価値観の相違から揉め事が起きることがあります。
起きることは仕方ありません。いろんな人がいますからね。

そんなとき、創設者として人が離れていくことを悲しむのではなく。双方にどれくらいの非があったか、客観視して今後いい組織を築くためにどうすればいいかを考える機会にすればいいだけです。

また、創設者。つまりサークル長になるとしましょう。弊サークルでは、様々なタイトルによって活動内容が異なってくるのでタイトルごとに部門長という役職を設定しています。
部門長がいることで、サークル長がすべての部門を管理する必要がなく。サークル長は部門長からの意見などを取り入れてどういった活動をしていくべきか舵を取ることが本来の役割になります。
サークル長になる人がすべてのeSportsタイトルに明るい人ならばいいのですが当然僕はそんな人間ではないので部門のことはその部門のスペシャリストに任せるべきだと考えています。

そういった労力の分割を行うことで、僕自身は部門の管理で手一杯になることはなく、宣伝や自身の部門の活動にも取り組むことができました。

そして設立から2年、規則通りサークルが部活に昇格できる規定の日数を達成し、部活への昇格の意思を確認する書類を提出したことで遂に部活への昇格を果たすことができました。
ここからがようやくスタート地点です。

大学公認の部活となることで大学のサポートを得られるメリットもありますが大学の名前を背負う責任も伴います。
部活になった嬉しさもありますが、ここで台無しになるようなことをしては元も子もないので、これからも一eSportsプレイヤーとして学内からeSportsを広めていきたいと思います。

初投稿で拙い文章ではありますがここまで読んでいただきありがとうございました!


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