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筋肉のバランスが崩れると身体が歪む…?バランスが崩れている状態とは?
皆さんこんにちは岐阜でトレーナーをしているナオえもんです^o^/
「最近身体が硬くなって、身体が動かしにくく、凝ってるな…」「姿勢も猫背気味で肩こりが…。」
そんな方は長時間同じ姿勢を取り、筋肉のバランスが崩れている可能性があります。
本日は姿勢にお悩みの方のために、
「筋肉の特性を知る」→「まずいい姿勢の筋肉のバランスとは?」→「なぜ筋肉のバランスが崩れていると良くないのか?」→「不良姿勢時の筋肉の特性を知り、それに対する対策」の順番でお伝えできればと思います。
では、筋肉の特性を知る前に、皆さん人間の骨や筋肉は何個あるのかご存じでしょうか?
一発で当てる事ができたら、勘が鋭いです!(笑)
人間の骨は○○○個、筋肉は○○○個以上!
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人間の骨は約206個、筋肉では650個以上あると言われています。
(個人差はありです。)
とりあえずめちゃくちゃ多い事は確かです^^;
こんなに筋肉があったらそりゃどこか硬くなったりしますよね。
それと筋肉には、「骨格筋、心筋、平滑筋」の3種類が存在しますが、長くなってしまいますのでまた次回ご紹介します。
筋肉の特性 : 脳からの指令で筋肉は縮む事しかできない。
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実は脳からの指令で筋肉は縮む事しかできません。そして、縮めている筋肉の反対側は自動的に伸びるように人間の身体はシステムされています。
例えば、力こぶ(上腕二頭筋)をむきっと膨れ上がらせるために筋肉を縮めます。そうすると反対側の二の腕(上腕三頭筋)が自動的に伸びるようになっているのです。
この縮めて力を入れている筋肉の事を主動筋(しゅどうきん)と言い、反対側の受動的に伸びている筋肉を拮抗筋(きっこうきん)と言います。
このように筋肉には「表(主動筋)」と「裏(拮抗筋)」があり表裏一体だと認識して頂ければと思います。
綺麗な姿勢は、表と裏の筋肉のバランスが絶妙!
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綺麗な姿勢は表と裏の筋バランスが50 : 50
綺麗な姿勢は、表と裏の筋肉のバランスが絶妙で真ん中の黒い線(骨)を50 : 50の比率で協力して支え合っているとイメージしてください。(厳密には筋肉の長さや力に違いがあるので少し異なる。)
しかし、筋肉の一部が硬くなり筋肉のバランスがどちらかに傾いたらどうでしょうか?
筋肉のバランスが崩れるとどちらか一方に偏ってしまう
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例えば、胸側の筋肉が縮まり猫背気味になると、背中側の筋肉が伸び、丸くなります。
そうすると先ほど50 : 50の比率の筋肉が前側に傾き「30 : 70」になってしまうのです。
初めに説明した筋肉の特性を思い返すと、筋肉が縮むと反対側は伸びます。
次は不良姿勢により、「筋肉が固まった部位」と「伸びた部位」で、筋肉のはたらきが変化します。
筋肉が縮み硬くなる部位が優位にはたらき、伸びている部位が弱くなりやすい
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不良姿勢の筋肉には、
筋肉が硬くなっている部位が、優位にはたらき
筋肉が伸びている部位が、弱くなりやすい
という傾向があります。
ではどのように対策をしたら良いのか?
不良姿勢の対策は?
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不良姿勢の対策として、
①軽くウォームアップをして体を温める
▼
②硬くなっている部位を伸ばす(ストレッチ)
▼
③伸びている部位を鍛える(トレーニング)
この3つを順序を守り、実施する事です。
【行う理由】
①ウォームアップ→ 筋肉の温度を上げ、筋肉を柔らかくする。
②硬くなっている部位を伸ばすことで可動域を増やす。(動かす範囲を広げる)
③動かす範囲が広がり、広い可動域でトレーニングができる(トレーニングの効果アップ)
続けることで、最終的には筋バランスの改善につながる
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身体が柔らかくなったり、筋肉が作られるのは2~3ヶ月は最低必要です。
刺激に対して脳が反応し、「筋肉を作ろう、柔軟性を向上させよう!」と身体を変化させてくれます。
そして実は筋トレは筋肉だけ付けると思われがちですが、骨の成長を促進し、骨密度を増やすことに繋がります。
特に女性は閉経後に「エストロゲン」というホルモンが減少し、骨密度が男性と比較して低下し骨粗鬆症のリスクが高まります。
そのためホルモンから見ると私は男性の方より、女性の方に筋トレを進めます。
若いうちに筋肉貯金を貯めて置きましょう!
まとめ
・筋肉には表と裏があり、表が縮むと反対側は伸びる。
・筋肉が硬くなっている部位が優位にはたらき、伸びている部位が弱くなる
・①硬くなっている部位を伸ばし、②伸びている部位を鍛える
※必ずウォームアップや身体を温めてから、ストレッチをしてください。
それと骨が変形してしまっている場合は、筋肉でのバランス改善をするのは困難な場合があります。
病院でレントゲンを1度診察してもらい、骨が変形しているのか筋肉が固まっているのか判断してもらう事をお勧め致します。
ではまた~ノシ