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飲食店が入るべき保険、①備品、商品、店舗の損害

保険職人、エルビーパートナーズの齋藤です

前回は飲食店のリスクについてご説明させていただきましたが、
今回はその中の一つ、備品、商品、店舗の損害があった場合、
どのように対応したらいいかについて、ご説明させて頂きます。

【基本的には、火災保険で対応】

実際にあった過去事例として、

・包丁を落として、刃がかけてしまった
・業務用冷蔵庫が壊れた

というような請求がございました。

火災保険というのは、燃えた時に出るというだけではなく、
台風の被害にあったとか、突発的、偶発的な事故や、
電気的、機械的な事故にも対応しておりますので
ケースによっては、火災保険で対応できる事もございます。

【注意点は、店舗を所有しているのか、賃貸なのか】

注意点としては、店舗を所有しているのか、賃貸なのか
という事です。
大体の方は、テナントとして借りて開業されるのが
ほとんどのパターンかと思います。

例えば、盗難にあった場合、現金は経営者の方の所有物になるので、
経営者の方の火災保険で対応になるのですが、
侵入された時に、ドアの窓ガラスが割られたという事があった場合、
どちらの保険で対応するのかという事が、所有か賃貸かで、変わってきます。

オーナーさんの建物の保険で対応するのか、借りられてる方の保険で対応するのかという事です。

例えば、実際にあったのは、トイレが誰かに壊されており、
最後お店が終わって清掃しようと思ったら、トイレが壊れてたいということに気づいたという事で、恐らくお客様だろうという事例がございました。

そういう場合、そのトイレを備え付けたのが、
借りられてる方なのか、元々付いてたトイレなのかといったことでも
どちらのか火災保険を使うのかが、変わってきます。

あとは実際借りられて、万が一ボヤを起こして、
お店を燃やしてしまったなどという場合は、大家さんへの賠償義務というのが発生しますので、そういった場合にも、所有なのか賃貸なのかで、
使う保険が変わってきます。

特に開業間もない頃は、正直自転車操業にならざるを得ない部分も
あるかと思います。

そんな中、現金盗難、それも身内の犯行というのも
なきにしもあらずなので、1日、1週間、1カ月の売り上げが
盗まれてしまったということで
これ以上営業できなくなってしまうということは非常に悲しいことです。

うちに限ってそういうことはないと思いたい気持ちもわかるのですが、
やはり、何があっても基本的に保険で対応できて、
料理サービスの提供だけに集中できるように
していただいた方がいいかと思います。

これから飲食店開業される方につきましては、
是非ご参考頂ければと思います。

以上、保険職人 エルビーパートナーズの斎藤でした。

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