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みんな少しずつ去って行っても

私はもう少し、このnoteという場所に残り続けると思う。
自分の言葉をどこかに残しておけるなら、正直どんな場所で書いてもいい。

いろんなサービスがあって、それを利用することもできるし、自分でサイトを起ち上げることもできる。けれど、誰かになにかを伝えたい、言葉を誰かに届けたい、と思ったときに、だれもいない森の中でつぶやくよりも、たくさんの人が行き交う街の中で声を上げたほうがいい。

私がここで書き続ける理由は、私の「声」が届けやすい場所だから、ただそれだけだ。ほんとうに誰もいなくなって、声が届かなくなったら、私もきっとどこかに行くと思う。いまmixiに人がいなくなったように、そうやって言葉を残す場所は、きっとまた変わっていく。日和見で、全く都合のいい話だけれど、そういうものだと思っている。

居心地のいい場所をつくり、続けていくのは難しいし、ずっと優しい気持ちでいるのも難しいかもしれない。でも、こうした場所があるおかげでつながった人もいる、ここが無ければ出会わなかったかもしれない人もいる。そういう人たちに私という存在を知ってもらえたことが嬉しい。

誰かの書き残した言葉が、他の誰かを救うこともある。わたしは、仕事を鬱で辞めることになって、どうしようもなくうずくまっていたときに、主夫の人がいきいきと発信している姿を見て救われた。主夫どうしで分かり合えることもいっぱいあったし、むしろ働かない(稼がない)男性なんて珍しくていいじゃん、と自分の存在に価値があるのだと教えてもらった。そうやってできたつながりのおかげで、また社会のなかで生きることができた。

私の言葉で、誰かを救いたいとかおこがましいかもしれないし、そんなに大したことを書いているわけじゃない。もっとタメになることを書いている人はいっぱいいる。でも、私がいま思うこと、いまこの時代でどう思って生きていたのか、それをちゃんと残しておくことで、今すぐ役に立たなくても、どこかでいつか価値を感じてくれる人がいるかもしれない。

だから、私も書きつづけたいと思う。少しでも多くの人に声が届く場所で。


読んでいただいて、ありがとうございます。お互いに気軽に「いいね」するように、サポートするのもいいなぁ、と思っています。