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世界の統計を見てみる


世界の人口は約78億人、日本の人口は約1億2000万人で、世界で11位という。ちなみに、面積の大きさでいえば世界で61位という(外務省より)。

日本は狭い国だけど、たくさんの人がいる。そのたくさんの人のなかには、外国籍の方もたくさん含まれる。

日本は移民政策はしないというスタンスをとっているけれど、実際には300万人近い方が、日本には住んでいる。移民の受け入れ数では世界で4位だ(OECD)。

Googleで「コロナ」と検索すると、同じく統計情報が出てくる。なんか異様に増えてる。

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ここ最近の急激な増加は、主にインドらしい。

国内の状況などについては、山中伸弥教授がずっとサイト上で、統計や根拠も示したうえでの発信を続けている。

実際の数字を見ないと、いろんな先入観にとらわれてしまうし、数字を見てそれをどう解釈するかは、また人によってそれぞれ違う。同じ情報を見て、数が多いと思う人もいれば、少ないと思う人もいる。

私はこんな状況で本当にオリンピックなんてやるんだろうか、と思うけれど、それでもまだ抑え込める状況だ、と思う人もいるかもしれない。

私も人口学も感染症も全く専門ではないから、数字の正しい捉え方はよくわからない。ただ、ときどき判断に迷ったときに、数字は助けになることがある。広く世の中のことを捉えたいときはこうした統計は役に立つけれど、制限された中で日々の生活をどうやりくりするか、ということには役に立たない。多様性やダイバーシティの必要性を考えるうえで、統計情報はとても大切だけれど、日常生活の中ではマイノリティと生活空間が分断されていることが多くて意外と接する機会が少ないし、考える機会が失われがちになる。

わたしたちが知りたくて、考えたいことは、たぶん日常に根差した後者のほうだと思う。当事者として日常を送るなかでみんなが考えること、思うことととこうした数字との接続ができるのが専門家や研究者なのだと思う。そうした研究者が分かりやすい言葉で、私たちに説明してくれるのが本であり、たいていの専門書は結構高い。だから私には図書館がとても大切な存在だ。

今の状況はいろいろと思うことばかりだけど、ときどき冷静になって専門家や専門機関の情報にあたり、その見解に耳を傾けたい。脅かされる日常をなんとかやりくりしていくために。


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