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源氏物語の「末摘花」さんのお茶は今が旬【#妄想お茶会】

私がフォローしている佐藤ナツコさん。
【二十四節気】と【七十二候】をいつもイラストと分かりやすい説明で紹介してくれています。

5/26から5/31は第23候で『紅花栄-べにばなさかう-』なのだそう。
でも、もう明日で終わってしまうから急がないと!

というのは、私【紅花茶】のティーバッグもリーフティーも持っているから。

【紅花茶】のティーバッグとリーフティー

今が旬なのならいただかないと😊

ティーバッグの【紅花茶】の淹れ方指南には、赤色を出すためにティーバッグをスプーンの背で押しつぶす、と書かれているけれど、私はいつもティーバッグをお湯に入れるだけにしていました。

お湯で淹れれば、触らずとも赤い色素が抽出されてきていたので。

が、今回は押しつぶしてみよう!

スプーン使って。

【紅花茶】って乾燥茶葉は赤色で、抽出されてくるのも赤っぽく見えるのに、実際は黄色味が強いんだよなぁ。

だから、サフランの代わりにお米を黄色く着色するのに使われるのねー。

紅花染色のことをチラッと調べたのですが、紅花から抽出されるのはやはり「黄色」だそうです。

この「黄色」でも染色したりするそうですが、黄色は他の植物からも抽出可能なので、紅花は「紅色」の染料として使われる方が多いそう。

紅花から「黄色」を抽出した後に、薬剤を混ぜて化学反応を起こして「紅色」にするのだとか。


ザッと書きすぎですね😰
これでは誤解を招いてしまう。。。


正しくは、紅花から「黄色」色素を出し切った後の紅花をアルカリ性溶液に浸して「紅色」色素を抽出し、ph値を整えるために酸性溶液を加える。らしいです。

赤紫蘇のジュースを作るのに似てるなー。

赤紫蘇の葉って、熱湯に入れると緑色に変化してしまうし、抽出されるのも赤色とは違う色。
だけどその抽出液にお酢を加えると赤紫色に変わる。

自然がすごいのは大前提。
だけど、色々な化学変化を発見した人にそれらを活用しようと研究した人、記録に残した人、みんなもすごいと思う😆

源氏物語の中で、光源氏が末摘花さんのことを揶揄して自分の鼻にをつけて遊んでみるシーンがありますが、その自体が「紅花」を使って作られているもの。

和暦では令和。西暦では2023年の現在。
平安時代は710年から1192年。
源氏物語作者の紫式部は平安中期の人。

つまり、今から1000年以上も前にはすでに「紅花」から赤い色素を抽出する技術が確立されていた、という証拠。

ファッションや食文化や生活習慣は全然違うけれど、今でもその技術はしっかりと受け継がれているってすごいことだなー。

サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆