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甘さひかえめの黒豆と【抹茶】

ひょんなことから親世代の女性と知り合いになった。

彼女はお豆を煮るのが好きなようで、黒豆をいただいた。

黒豆はおせちくらいでしか食べない私には、黒豆=甘ったるい というイメージで特別好きではないし、そもそもお豆を煮る行為自体が面倒。
だから「お豆を煮るのが好き」と聞いた時は正直びっくりした。

だけど、彼女の黒豆は甘さひかえめでとてもおいしかった。

技術の進化や経済成長に伴い、私達世代の家事負担は親世代とは比べ物にならないほど軽減されていると思う。

市販されている食品の中に含まれている成分などを考えるとあまり多用するのは好ましくないのだとは理解しつつも、便利さが圧勝して日々多用している私から見ると、母親達はスーパーウーマンだった。

時代的にも家のことは母親への負担が重すぎた時代。
毎日食事を作り、食器は手洗いが当たり前。
洗濯機も全自動とはいえ、乾燥機はついていないから干すのが当たり前。
全自動洗濯機が主流になる前は、二槽式の洗濯機だっただろうからもっと大変だっただろうと思う。
アイロンをかけるのが当たり前の時代。

今書き出したことは、私が普段やらないことばかり。
冷凍食品をよく使うし、洗い物は食洗機。
基本的に洗濯は乾燥まで洗濯機でやってしまう。
アイロンは夫が自分でかける。

それでも家事は面倒だと思ってしまっている。

だけど、今以上に面倒だった家事を多くの母親達は一手に引き受け、その上で仕事をしたりもしていた。

もう、これをスーパーウーマン達と呼ばずしてなんと呼ぶべきか?

好きじゃないからやらないこともできないことも多い私は、母親世代の方に対してちょっと劣等感を感じることがあった。

だけど、彼女と話していて「私の友達は面倒だからってやらなかったり、できない人も多いの。だけど私は昔から好きだからずーっとこうやってお豆を煮てはおすそ分けしているの」と聞いた時に私の中の劣等感が少し溶かされていったのを感じた。

そうか、スーパーウーマン達は頑張らざるをえなくてやっていただけで、やりたくてやっていたわけじゃないのか。

なんだ、私と一緒だ。

世代が違っても同じなのか。

一通りのことは自分でできた方が『自立』はできる。
だけど、やらなくてもよい好きではないこと、は環境が許すならやらなくても良いよね。

母親は必要な時にはスーパーウーマンになる。
ならざるを得ない。

でも、スーパーウーマンでい続けるのはとっても大変。

母親世代のお姉様方、スーパーウーマンを本当にお疲れ様でした。
スーパーウーマンなあなた達を私はとっても尊敬しています。

ですが、私はあなた達のようなスーパーウーマンにはなれません。
なので、これからも私ができる範囲のスーパーウーマンとして過ごしていきます。
スーパーにはなれず、普通のウーマンかもしれませんが。。。


いただいた黒豆を【抹茶】とあわせてみました。
あ、「ペアリング」してみました。

黒豆と【抹茶】のペアリング

黒豆のやさしい甘さと【抹茶】のほろ苦さが絶妙!

スプーンでもりもりと食べ続けたいくらい、この黒豆の味好き!

これは、作り方を教えてもらうべき案件だわ。

私がまさか「黒豆を好き」と思う日が来るとは。
人生まだまだ未知なものだらけ。



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