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茶漉しつきボトルで【鳳山春尖】というプーアール茶を

こども達の夏休み明け、お茶は飲みたいけれど茶器を出すまでの気力がなくてコップに茶葉をそのまま入れて飲んだことを記事にしたら驚かれてしまいました。

中国茶圏内ではとても見慣れた風景なのですが、細かい茶葉の日本茶や紅茶に慣れ親しんでいる人から見たらびっくりすることなのかも!

中国茶の多くは茶葉を切断せずに加工するため、茶葉が大きいからできることなのだと思います。

私は日本茶でもやってしまうくらい、上澄み液だけを飲む技術に長けていますが(笑)、コップに直接茶葉ドーンスタイルだと飲みやすいお茶の種類が限られてしまいがち。

そこで活躍するのが「茶漉しつきボトル」。


名前の通りボトルの中に茶漉しがセットできるので、網目よりも大きな茶葉であれば茶漉しが茶葉を堰き止めてくれます。

なので、コップに直接茶葉ドーンよりは舌触りが良くなります👍

今回使う茶葉は【鳳山春尖】というプーアール茶。

こうやってボトルに直接茶葉を入れます。

茶葉の形状はこんな感じ。

茶漉しをセットしてお湯を注ぎ、このままボトルを傾ければ簡単に「洗茶」ができます。

出来上がり!

このまま口をつけて飲めるので、火傷には注意です。

最近は果実っぽい甘さが全面に出てくるようになって、本当しあわせな味。


ところで。。。

この【鳳山春尖】は2007年産のプーアール茶で、私は出荷したての「餅茶」の状態で2枚もらいました。

昔はプーアール茶の販売というと、茶商さんの倉庫で熟成させたものを市場へ流通させるのが主でしたが、現在は作りたてを販売するのも当たり前になってきています。

保管する量が増えたため物理的に倉庫保管が難しくなった、という理由に加えて「自分で保管して育てていきたい」という人が増えたから、という理由があるそうです。

保管状態はその人の生活環境によってそれぞれ異なってくるため、同じ生産年月日の「餅茶」でも年月を経たお茶の味は変わってくるはず。

私の【鳳山春尖】は1枚は「餅茶」の状態のまま保管、今飲んでいるのは飲みやすいように崩してガラス瓶に入れて保管している状態のもの。

ガラス瓶保管が適切ではないものの、最近は味が変わってきたことを実感しています。

↑ もらってすぐに飲んでみたときはまだまだ【緑茶】感が強かったです。
ついでに14年経ってからの味の記事も一緒になっていますが、まだまだ変化前の味です。

味の変化を顕著に感じるようになったのは、本当にここ最近の話。
さっぱりした甘さが前面に出てくるようになりました。
それを感じるようになった時の記事はこちら ↓

こどもが以前他の【プーアール茶】を「紅茶」だと思っていたことがあるのですが、こどもの言う「紅茶」っぽさが分かった気がしました。


↑ この記事は 2022年2月、今から半年前に書いた記事です。
日本の緑茶が好きな人になら、若い【生プーアール茶】は受け入れやすいのでは?と思い、磁器ポットで淹れる方法を書きました。
この時はまだ緑茶っぽさが残っていたようです。

たくさん記事の引用をして、読みづらくなっていたらごめんなさい。
パソコンで記事を書くとついつい情報をつめこみ過ぎてしまいます。

結論。
【鳳山春尖】がとてもいい感じで育ってきています。
あんなに青かった子が、こんなにも華やかで丸くて甘くなるなんて!

自分のこどもの幼い日々を思い出すようだわ。

サポートいただきありがとうございます。 いただいたサポートでお茶を買いに行き、記事にさせていただきます😆