これは何涙?
本音を伝えようとすると、なぜか涙が出てくる。
これに共感してくださる方はどれぐらいいるんだろう。
誰かに自分の気持ちを伝えようとすると、
息が詰まってきて、自分でもわかるほどに顔がこわばってくる
しまいには涙声になってしまう。
これは昔からだ。
高校生の頃、こちらから催促しないと貸したものをなかなか返してくれない友達がいました。
ある時、お気に入りの漫画をその子に貸して案の定長い間返してくれなかった。
普段だったら、
「あれどうだった?」
「そろそろ、返してもらってもいい?」
とさりげなく催促するのだが、
いつもの不満がたまってしまい、その子に今回ばかりは
「いつも長い間返してくれなくて困っている。こういうことが続くと、もう貸したくない」
と自分の気持ちを伝えようと思っていた。
しかし、いざそれを相手に伝えようとすると
手が冷たくなって顔がこわばって涙声になってしまった。
他にも、
大学時代から付き合ってる彼氏に、自分がされて嫌な気持ちになったことを伝えようとすると
またあの症状である。
アメリカの大学で4年間過ごして、自分の気持ち以外に対しての意見は
たとえ人と違ってもスムーズに伝えることができる(むしろ得意)。
ただ、自分の気持ちを伝えることだけは本当に苦手だ。
相手をキズつけること、相手に「心の狭い人」「神経質な人」と思われることを恐れているのだろう。
なので、嫌なことがあったり不満があると誰とも話したくなくなる。
イライラしている雰囲気を伝えたくなくて、相手の前で泣きたくなくて、相手の私に対するイメージを壊したくなくて。
よく、
「〇〇さんって、いつも穏やかで素敵だね」
「感情にムラがないとこが好き」
と言われる(家族以外に笑)
褒めてもらえることは嬉しいけれど、そのイメージを壊さないように
していることが自分のプレッシャーになっている気がする。
どんなに人に褒められようとも、ありのままの自分を自分が受け入れないと
自分らしくいられないんだということに気づいた。
少しわがままでもいい。
きっと、しばらく泣いてしまうかもだけど
それも含めて、変なプライドは捨てて
自分の気持ちを伝える練習をしようと思う。
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