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ルーヴル美術館から学ぶ

≪ パリ滞在記・その13 ≫
   〜Musée Louvre ルーヴル美術館・④ 〜

今回のパリ滞在中、2日間ルーヴル美術館にいました。
2回目の訪問時には、おにぎりと飲み物を忍ばせて「絵画部門だけでも全て回り切ろう!」と本気でした。少し離れた場所にあるアフリカ美術コーナーの入り口前のソファ、誰もいなかったのでこっそりおにぎりを食べました💦

しかし時間・体力・気力の限界により、結局思うように回れなかったことはすでに書いたとおりです。

ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ティツィアーノなどなどルネッサンスの巨匠たちの作品がずらりと並ぶ全長450メートルにも及ぶ大回廊=グランドギャラリーは、大勢の人でごった返しており、なかなか絵に近づけないこともしばしば。

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しかし、持ち時間が少ないツアー客が行けないであろう、少し離れた場所はガラガラ。フェルメールやレンブラントもほとんど人がいない部屋でゆっくり見ることができました。『バテシバ』を前にした時、胸をキュッとつかまれました。

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意外なところで ベラスケスの作品に会えたり😊嬉しい発見もたくさん。

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見上げる天井の装飾、窓から見下ろす中庭や外の景色、とにかく至福の時間でした。

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ルーヴル美術館の歴史について少し調べてみると、12世紀にフィリップ2世が要塞としてルーヴル城を建設してから、次々と歴史上有名な人物の名前が出てきます。
フランソワ1世、アンリ2世王妃、アンリ4世、ルイ13世、14世、15世、ナポレオン1世、ルイ18世、シャルル10世、そしてミッテラン大統領などなど。
歴史が苦手なので、これらの人々が歴史上果たした役割はよくわかりません💦
しかし、歴史をルーヴル美術館との接点から見ていくと興味が湧きます。
その中に「自分が知っているキーワード」を見つけて知識を結びつけていくと、すんなり頭に入ってくるような気がします。

◉ 国立(王立)美術館のスタートは「リュクサンブール宮殿」(←行きました)
1750年にルイ15世がリュクサンブール宮殿に王室コレクションが所蔵する96点の絵画作品を展示することを許可したのが始まり。
◉ アンリ2世の王妃がルーヴル美術館前に広がる「チュイルリー」公園の瓦(=チュイル)製造工場があった場所に建設させたのが、チュイルリー宮殿。瓦が由来なのですね。
◉ 「グランドギャラリー」はルーヴル宮とチュイルリー宮殿を結ぶ巨大な回廊だった! 現在はルネッサンス巨匠たちの作品が並ぶギャラリーになっています。元は二つの宮殿を結ぶ回廊だったのですね。
◉ 第二次世界大戦中、モナ・リザやサモトラケのニケを含む重要作品の避難場所となっていたのは シャンボール城。今回は行けなかったけど、次回は行きたい!

ワクワクして、フランスの歴史や地理をもっと知りたくなりました😊
                                                                              <その13>おわり

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