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ルノワールの庭で空中浮遊

≪ パリ滞在記・その26 ≫
 〜Musée de Montmartre モンマルトル美術館・② 〜

アトリエを後にして “ルノワールの庭” に出ました。
1875年から1877年までこの敷地に住み、『ムーラン・ド・ラ・ギャレット』や『ブランコ』を描いたルノワール。この中庭に立つと彼の作品の中に入り込んだような気分になれます。

緑色のベンチに座って一枚、

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ブランコに乗って一枚、と写真をとりました。モデル気取りで…💦

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植物に詳しくないので「紫陽花に似てる!」「アーモンドの木かな?」と適当な感想を言いながら庭を散策。とにかく、さまざまな形や色をした植物が美しく配置され、そして根付いているのです。見上げるとサクレ・クール聖堂の白い丸屋根と鐘楼が…。

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樹木、草花、池の水や土、空に浮かぶ雲もそして空気さえ輝いています。

この素晴らしさを伝えたい、この感動を表現したい、このきらめき✨を捉えたい、この瞬間よ永遠なれ!… こんな強い想いを持ち、それを表現・創造できる人が芸術家なのですね。
私は現状を受け止めることで精一杯。
17世紀に建てられた邸宅の中庭に立ったまま、足元がふわふわして頭がクラクラ。別世界を空中浮遊してきました。空想の中で…。
パリに来てなんど異次元を彷徨ったことか…嬉しい限りです。

また脱線してしまったので、コレクション展示については次回。
・    <その26>終わり



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