本のご紹介‐事業承継関係

 今日は、最近何冊か読んでいる事業承継関係の本で、先日の記事の参考にしたりした本をご紹介します。

これだけは押さえておきたい!事業承継支援の基礎知識

 とりあえずざっと基本的なところを押さえる感じの本です。とはいえ、ちゃんと相続税関係などは税理士・会計士の先生が書いてますし、事例が多めに使われていますので、弁護士向けにざっくり各種制度を押さえるには良い本だと思います。
 ただ、事業承継税制については簡単に触れられているくらいで、遺留分に関する民法特例の方が記載が厚かったりしています。

事例解説租税弁護士が教える事業承継の法務と税務

 概念とか流れではなく、具体的な要件や手続き等に詳しめの本です。事業承継税制も丁寧に書かれています。
 事例解説と銘打ってるだけあり、各論的な内容が主なので、そこそこどういった制度や手続きがあるか知ったうえで使わないと分かりにくいかもしれません。参考になる書式例も載っているので、具体的にこの制度を使ってみようと考えたときに該当箇所を開くと参考になると思います。

事業承継法務のすべて

 こちらは日弁連の中小企業法律支援センターが出しているものです。
 図と書式が豊富なんですが、なんですかね、あんまりわかりやすくはないです。色々と細かく漏れなく書いてくれている分、どうしても流れが悪いというか、とっつきにくい気がします。
 3冊のうち、最初にこれ買って読もうとしたんですが、これは3つのうちで一番辞書的に使うべき本な気がします。
 個人的にあまり好きじゃなかった感が滲み出てしまってますね。日弁連の先生方すみません。
 多分、1ページ当たりの文字数が多い(字が小さい)のが良くないんだと思います。という言い訳をしておきます。

以上


 

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