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映画と文化

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#映画レビュー

タタリ神になんかなりたくない!

先日、札幌市の地下鉄で、陸上自衛隊員が18歳の男子高校生に暴力を振るったことがニュースにな…

Lawrence
2年前
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習慣化は目的を達成しない

習慣化について書かれたビジネス本をよく見かける。また、自分の周りにも何かを習慣化したいと…

Lawrence
2年前
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冤罪と裁判官の主観による合理性

金曜ロードショーで『ショーシャンクの空に』(1994年)をやっていたので、数年ぶりに観た。 …

Lawrence
2年前
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「選挙で投票しない」は誠実

今夏の参院選が近づき、選挙関連のニュースをちらほら目にするようになった。 これから夏の投…

Lawrence
2年前
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非暴力と不服従とウクライナ

『モーリタニアン 黒塗りの記録』(2021年)を観て、多くのことを考えさせられた。 『モーリ…

Lawrence
2年前
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河瀨直美を批判した学者たちの嫉妬と妬み

昔から、映画監督・河瀨直美という人は好きではなかった。 インタビュー記事などを読んで、自…

Lawrence
2年前
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恐れや緊張への対処法

未知や未経験のことに対して、人は恐れを抱く。 そのことを活用して、得体の知れない生物を登場させ、観客に”未知の状態”を作り出して恐怖を煽る演出は、映画で多く用いられる。 代表的な作品として、最終盤までサメが姿を現さない『ジョーズ』(1975年)があるし、初代『ゴジラ』(1954年)も、最初は山の向こうに頭部だけが映り、全体像はなかなか姿を現さない。姿が見えないことで観客は恐怖の想像が掻き立てられる。 このように、未知のこと、もしくは未経験のことに対して、人はやはり恐れを

溝口健二とジェンダーステレオタイプ

海外で高く評価され、小津安二郎、黒澤明と並び日本の巨匠とされる映画監督に、溝口健二がいる…

Lawrence
2年前
90

誰だって、いつからだって、やり直せない。

牛丼チェーン吉野家取締役による「生娘をシャブ漬け」発言がニュースとなって、ネットでは非難…

Lawrence
2年前
130

「本を読め」と言われた子どもは本を読まない

同僚が「子どもが本を読まない」と嘆いていた。 小学校低学年の息子向けに児童文学書を買って…

Lawrence
2年前
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ジェームズ・ボンドの性転換と寛容のパラドックス

先日、007シリーズの最新作『007/ノー・タイム・トゥ・ダイ』(2021年)を観た。007シリーズ…

Lawrence
2年前
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ビートルズを聴くと小泉元首相を思い出す

音楽とは縁のない生活を送っている。 若い頃からCDはほとんど買ったことがなく、現在どの音楽…

Lawrence
2年前
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アカデミー賞のノミネート作品を知らない

今月末、アメリカでアカデミー賞受賞式が行われる。 映画の賞は、アカデミー賞の他、カンヌ、…

Lawrence
2年前
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セックスの義務化とnoteの習慣化

キャメロン・ディアス主演の『SEXテープ』(2015年)は、結婚10年目のセックスレス夫婦を主人公にしたラブコメディである。 時と場所を選ばずセックスばかりしていたカップルが、結婚と出産後、セックスレスに陥る。セックスレス解消のため、自分たちのセックス動画を撮影することを思いつき、それを実行したところ久しぶりに燃え上がる。しかし、その動画を誤ってクラウドにアップロードしたことで起こる騒動をコミカルに描いている。 『SEXテープ』ではセックスレスを面白おかしく描いているが、