河瀨直美を批判した学者たちの嫉妬と妬み
昔から、映画監督・河瀨直美という人は好きではなかった。
インタビュー記事などを読んで、自意識過剰で高飛車な人という印象を持ったためだった。そういう人は苦手なため、好きになれなかった。しかし、河瀨直美の映画作品は素晴らしいと思っている。
『萌の朱雀』(1997年)を初めて観た時は衝撃に近い感覚を持ったし、最近の『光』(2017年)や『朝が来る』(2020年)も、カメラと被写体との独特の距離感やそこから生み出される雰囲気は、鮮烈な印象を与えてくれる。時折ワザとらしい台詞が飛び