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娘は魂の先輩

喫茶店に入って寛いでいたら、近くの席に座っていた2歳くらいの男の子が金切り声で泣き出した。

ものすごい音量。

聴覚過敏ということもあるけれど、私は赤ちゃんの泣き声はまだなんとか愛おしく感じられるのだけど、2、3歳くらいの子の主張の激しい泣き声がとても苦手で、耳を塞ぎたくなるし、その店を出たくなる。

「ふぅ。。どうして、小さい子はあんな風に金切り声で号泣するんだろう。母さんはね、あの音は耐え難いんだよ。。」

と娘にボヤく。

すると娘は淡々と、

「だって言葉で伝えられないんだもん。小さい子は泣いて伝えるしかないんだから。」

と。

そりゃあそうだ。

確かにそうだ。

相変わらず金切り声が耳に入ってくるのは辛いし、小さい子が辛そうな状況そのものが私にとっても辛いのだけれど、そして、「すいませんが何とか、泣き止ませてくれませんか?」ともすごく正直なところ思ってしまうけれども、

それしか方法がないというのも大変な事だよなぁ、と少しだけ思えるようになった。

娘よ。わたしはあなたのように、泣き声を聞いても淡々と絵本を読み続けられるような人になりたいですよ。

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