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ついにオリンピックパリ2024開催!

 交通規制や車両規制、メトロの規制、TGVの線路の破壊など混沌とした中でついにパリオリンピックが開催されました!

オリンピック開催前のパリの様子

 開会式の1週間ほど前くらいから、セーヌ川周辺の交通規制及びメトロのチケット料金の値上げが始まりました。

交通規制

 セーヌ川の周辺はグレーゾーンとレッドゾーンに分けられ、より川に近いグレーゾーンは住民やレストラン・施設・ホテルの予約がある人、仕事をしている人のみが申請できるQRコードがないと入場することができません。レッドゾーンは、車両は同じくQRコードが必要になるのですが、徒歩及び自転車は自由に出入りすることができました。ということで、Hôtel de ville(パリ市庁舎) にできたある施設を見に行こうとメトロで出かけることにしました。
 さて、メトロも封鎖されている駅があります。もっと前から封鎖されていた1番線のコンコルド駅などはすでに車内の路線図に閉鎖していますという案内があったので、他の線も同じような案内があるのかと思えばそんな親切なことはなく、、、まさかの停車しない駅の一つ前でしかも“フランス語だけで“アナウンスが(汗 私も勝手に止まるだろうと思っていた駅の3つほど前で下される羽目になりました。
 駅から降りて徒歩でHôtel de villeまで向かうことにしたのですが、これもいつもならセーヌ川を見ながらまっすぐ歩くだけでいいのに、色々なところが閉鎖されているので、実際に歩いているより数倍遠回りをした気持ちになりました。

競技体験施設

 Hôtel de villeでは、オリパラ競技を無料で体験できたり、色々なイベントをするステージや、ちょっとしたキッチンスタジオがある施設ができていました。フランスで大人気のペタンク、車椅子テニスやミニバスケ、子供たち用のロッククライミングなどもありました。

ロッククライミングを楽しむ子どもたち
奥にペタンク、バスケ、車椅子テニスコーナー

こういう施設は他のオリンピックでもあったんですかね?自分が住んでいる都市でオリンピック開催が初めてなので、通常がどのようなものかあまりわかってないです…

 ここからは少しだけグレーゾーンを見ることができました。グレーゾーンは人が全然いないですが、レッドゾーンは車が運行しない分、多くのレンタサイクルが行き来していてテーマパークにいるのでは?と錯覚するような様子でした。

人がいないセーヌ川

オリンピック開催中のパリの様子

 ついに昨日19時半にオリンピック開会式がありました。当初は、「開かれたオリンピック」と銘打たれ、一般客が自由に見られる計画だったはずなのですが、いつの間にか前述の交通(入場)規制が敷かれ、なおかつ開会式の日はより規制が厳しくなりチケットなしでの観覧は難しくなっていました。(ちなみに一番安いチケットで90€でした)。ということで、私はフランス版TVerのようなもので家から観戦することにしました。

街の盛り上がり

 私は、会場になっているような歴史的建造物がある場所から少し離れた場所に住んでいるからから、明らかにオリンピック観戦客と分かるような人はあまり見かけません。人通りも普段の夏に比べては多いらしいのですが、一部を除けばいつもと変わらない様相のように思います。

オリンピック開会式

 開会式のセリーヌ・ディオンの愛の賛歌はさすがでしたね!驚きの連続と、フランスが自国のことを誇りに思っていることが伝わる開会式だったなと思いました。特にオペラ座のエトワールさんのバレエ、レディーガガのパフォーマンス、フランスのオリンピアンたちが登場したときの歓迎モードたっぷりのライトショーはさすがでした。
 雨もあってあまり目立たなかったのですが、赤のハートを作った戦闘機がちょうど家の上空を通ったようで、プロペラの騒音と赤の飛行機雲を目で見た後にテレビから戦闘機が見えると改めて自分が住んでいる近くでオリンピック選手がいるんだと興奮を覚えました。


 ついに始まったパリオリンピック。地元の人はパリからいち早く脱出していたり、制限区域内外のレストランの客足が激減していたりとたくさんの問題も山積みのようです。しかし、せっかくのお祭りなので私はまだまだ楽しみます!

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