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2日目 東京〜肩を張らずにフランス(日本編第9回)

1日東京自由行動にしたけど特にやることがない…夜の約束はできているが日中にすることを考えていなかった。

朝の間はダラダラとホテルで昨日の疲れをとっていたが流石に長い。10時くらいまで二度寝とかnoteの記事を書くとかして時間を潰す。

せっかく東京にいるんだから何か見に行けばいいようなもの。いかんせんその気にもならない。

そもそも人混みへの耐性がなくなってしまった。大阪のでも大概だと思っているのに東京のそれは殺人的にすごい。時間に関係なく人が溢れている。

« une foule silencieuse »という。静かな群衆。東京のどこかの駅構内なんかにいるとそう言う言葉が浮かんでくる。日本人の一面を上手く一言で表している。


ところで現代の群衆はそれほど静かでもない。身なりもなんだかわからない。外国人旅行客とすれ違うとホッとしている自分がいる。

身なりといえば、日本の現代の若者の外見は十分社会心理学のテーマになるだけの要素を含んでいると思う。

昭和の昔だったらこんな突飛さは探さなかっただろう。むしろ画一性を求めていたように記憶している。

突飛さそのものをどうこう言うわけではない。人間としての日本人の中身が昔とそれほど変わらないのに皮の部分だけ派手になった。そこにギャップがあってどうも馴染めないと言いたいだけ。

ニューヨークは人種のるつぼという。あそこは文字通り多くの人種とコミュニティが混在している。外見が様々なのはそれぞれの生活様式や体型体格、気質などが違うところからきていると思う。日本はそうじゃない。様々な見てくれで混沌としているようでも中身はみんな日本人。一皮剥くとみんな一緒。
なんだろなぁー


ホテルでゴロゴロするのはやめて外に出る。道に出た途端群衆に迎えられる。どこに行くでもなくブラブラ歩くだけ。あまり疲れないようにしないと。まだ夜がある。

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