見出し画像

出発時のサプライズ(冷や汗付き)〜肩を張らずにフランス(日本編第2回)

いくつかあった。そのうちの一つは洒落にならないものだった。

TGVでドゴール空港に到着。第2ターミナル。予定便は第1ターミナル発なのでシャトル列車で移動。とはこれまでの経験で知っていた。ロビーでシャトルの表示を探すがどうしても見つからない。無駄に時間をかけている余裕はない。だんだん焦ってきた。

埒が開かないのでとりあえず上の階に上がる。2E,2Fなど第2ターミナルの方角表示に混ざって1,3Terminalの文字が目に飛び込んで来た時は正直ホッとした。

無事第1ターミナルに到着。

利用航空会社のチェックインカウンターを探す。出発便の掲示板に従って進む。

それっぽい場所はすぐに見つかったが恐ろしく混雑している。まともに待っていては何時間かかるかわからないと、係員らしき人にそこで正しいのか尋ねた。こういう場合は聞くことを恥ずかしがってはいけない。長年のフランス生活でこれだけは身についている。

結局そこではないと言われる。「何や違うんかい!そんな当たり前のような顔していうな!ちゃんと書いとけ!」と口に出かかるのを抑えるのに苦労した。憤慨しながらも先に進む。

航空会社の表示が見えたのでここでも列の先頭付近にいる係員に尋ねる。そこで正しいとなりようやくチェックインカウンターに辿り着く。

ここだった。

さっき言った洒落にならないサプライズがあったのは。

今は予約切符(バウチャー)なんてものはなくパスポートで全て確認してしまう。

利用したのは台湾の EVA Airways 。目の前には3人の係員。真ん中に進んでパスポートを提示。

怪訝な顔をされるので不安になった。

「パスポートの有効期限が2024年2月なので出発できません」


………….何を言われたのかすぐに理解できない。有効パスポートでも行けないって?そんなことがあるの?

右側の係員が更に追い打ちをかける。

「台湾は有効期限が6ヶ月以上前でないと入国できません。最終目的地は?」

…………………おお さ か  です…….

「確認します」





確認中なので続きは明日

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?