見出し画像

フランスでメガネをつくる〜肩を張らずにフランス80

先日2年ぶりに目医者にかかった。病気ではなく視力検査のため。

フランスではメガネを作るだけのためにも目医者で視力を測ってもらってから眼鏡屋に行く。目医者は頼めば眼底検査その他をやってくれるが何も言わなければ視力と眼球検査だけをやる。

目医者で視力を測ってもらう理由、それは処方箋を出してもらうこと。メガネ屋ではそれが必要になる。

なぜメガネを作るだけなのに処方箋がいるの?

日本では、メガネは医療保障の対象外なので、直接メガネ屋が視力を測った上でメガネを作る。今でもそのようなことを両親が言っていた。

フランスの健康保障制度の話は以前にした。セキュはメガネに関してはほぼ負担してくれない。そのかわり相互保障がかなりの高率で負担をしてくれる。

面白いことに負担率は相互保障会社とメガネ屋との関係で変わるらしい。表示価格とは別に保障会社ごとの料金がメガネ屋ごとに交渉されている。

個人的には、遠近両用で近視がひどく老眼が進み乱視まであると(よくまあ見えているもんだ)、どうしても一番高価なレンズになってしまう。

高品質のレンズは誰も皆興味を持つようで、相互保障会社側でも負担率をあげている。それに加えメガネの縁にも一定額負担してくれる。トータルすると40%くらいの割引になった。

具体的な数字を挙げた方が興味を持ってもらえるだろう。

実は今回のメガネ、本来の値段は700€を下らなかった。現在の換算レート 1€ = 150円(円安!)ほどで計算すると105000円となる。これをベースに相互保障会社が300€ほど負担してくれる。45000円。結局自腹を切るのは60000円となる。

換算レートが変わればかなり印象も変わる。例えば2-3年前は 1€ = 120円ほどだった。これをベースにすると84000円のメガネを保障会社が36000円負担してくれるので自腹は48000円。

大雑把に言うと今回10万円以上かかるところが6万円で済んだということ。日本のメガネの値段は知らないし、ましてや遠近両用で近視も老眼も乱視もありのレンズがどれほどするのか想像できないが、まずまずの値段なんではないだろうか?

               ***

日本で売られるメガネに保証があるのかどうかは知らない。仮に数ヶ月後にレンズが割れたとか縁が折れた時に作り直してもらえるものなんだろうか?

フランスではこうして作ったメガネには保険がかかっていて、割れたり壊れたりした場合は作り直してもらえる。記憶に間違いがなければ損保会社の分野だったと思う(お世話になったことはないが)。

あまり面白くない内容だったかも?まあ最近あったことなので。


・・・これは完全に備忘録だな。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?