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きのうは毎年恒例の全員集会でした〜肩を張らずにフランス81

« réunion plénière »。これがあると「ああまた1年が始まる」という実感が湧きます。

何人いたんでしょうか?ひょっとすると100人くらい?先生たちばかりでなくセクレタリー関係の人まで一堂に会するのでそのくらいの人数になってしまいます。

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内容については実はそこかしこからすでにいろんな情報が入ってきています。ですから集会の中で初めて耳にする事項はほとんどないです。これらの情報を確認するという意味と、(人によっては)陽に焼けた顔を見せびらかす意味で役に立っていると思った方が良さそうです。

いつもの仕事仲間(先生たち)に久しぶりに会うのは嬉しくもあり、そうでなくあったりもします。何故なら新学期というのは必ず何か予測不能要素があるから。だいたいこの手の「不安の種」は親しんだ笑顔の裏に隠れているものなんです。

長〜い夏休みの2ヶ月間、生徒のみんながみんな文字通り休んでいたわけではなかったということですよ!気合の入った生徒なんかが(これが意外と結構いる!)国内のあちこちで行われている短期中期研修でみっちり腕を磨いてくる。それが休みが明けた途端に押し寄せてくるんです!

教師冥利に尽きるといえば聞こえがいいですが、ある意味ハタ迷惑だったりします。休みボケが抜けきっていない老体にはなかなかハードなサプライズ。10日後に一人予定を入れられました(笑?泣?)。

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さて新しい年度の1日目、、、ではあるんですが、年間計画はすでに大まかに決まってしまっています。年間予定を見ると、当然来年の学年末試験が目に入ってきます。どのクラスにどのレベルの生徒が何人いて、いつ試験があるのか?渋滞になっている時期はないか?遠くまで出かける必要があるのか?などなど、今から心配しなくても良さそうなことまで気になるんですよ。エピキュリアン的にはまずいリアクションなんですがまあこれも職業病ですねぇ。

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学校と同じように機能しますから毎年おおよそ同じリズムで一年が過ぎます。外部から見るといつも同じことをやっているように見えるかもしれませんね。

実際の授業は個人教授なので、毎年同じどころの話じゃないです。ことさら上級の試験になると一人一人のプログラムまでバラバラですから、人数が多くなると完全に肉体労働です。まあそこも面白いんですが。
 
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今年も始まりました

鬼が出るか蛇が出るか



« Bonne rentrée à tous ! »

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