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帰国は秋。準備は周到に〜肩を張らずにフランス78

秋休み « Vacances de la Toussain »を使って一時帰国を予定しています。日本にない秋休み。新学年新学期が始まって6週間後に当たる10月後半から11月初めまでの2週間、今年は10月21日から11月5日まで。前に2日、後ろに2日休みを伸ばして計3週間弱、まだ健在の両親に会いに行きます。

昔から日本に帰るなら秋!と決めているところがあるんですよ。理由はいくつかあります。

まず夏と冬は除外。この話はすでにこれまでしつこいくらいにしました。理由は推して知るべしですね。

春休みもあります。 « Vacances de Pâques »「復活祭休み」です。昨今ではこのヴァカンスのことを 単に« Vacances de Printemps »「春休み」と呼ぶことが多くなりました。宗教の多様化に合わせようという考えのようです。そこまで気を使う必要があるのか疑問ではありますが。

この春休みなんですが、期間的に日本のゴールデンウィークあたりになります。季節だけを考えると行きたいんですよね。でも行けない。なぜだか分かりますか?



フランスの学校は9月に始まり7月で終わり。春休みが終わると3学期 « troisième trimestre »、最終学期です。最終学期というと(学年末)試験。これが実は春休み前から始まっています。「一年を二十日で暮らすよい男」じゃないですが、この期間にほぼ1年分の仕事が集中します。とてもじゃないけど日本に帰ることなんてできないです。

ということで秋休み。夏休み明けということもあって生徒たちもまだフワフワしている。6週間くらいではまだまだ曲が仕上がっていない。そこを狙って休みを広げて帰国することにしているんですよ。だーれも文句を言わない。都合4日の不在は後で取り返せと言われるんですがそれくらいは屁でもない。

それとなんといっても日本の秋!最高ですね。本音を言うと11月半ばの2週間に行きたいんです。これも以前に投稿しましたが、日本の秋の魅力はフランスでは見つからないです。学生の頃から紅葉狩りに行くのが大好きでした。車で山道を危なっかしく登って行った思い出が懐かしい。

「帰国するなら秋!」になっています。

前回帰ったのは2月。冬の帰国は全くの例外。年内2回目の帰国となりますがここでコロナ以前のリズムに戻そうという魂胆があります。この秋を逃すと来年の秋まで先送りになります。今年にするか来年にするかで迷いましたが、1年半のブランクが大きすぎると判断し、今年にしました。今後は毎年秋、、、にできればいいんですけどね。

行きたい時期は秋、なんですが、両親が高齢なこともあり、両親不在後の帰国リズムがどうなるかは未知数です。両親が高齢だと自分も当然そこそこの歳なんで、一体何歳まで飛行機に15時間も乗っていられるかわからない。それに両親のいない日本に毎年帰る気になるか?ムムッ!?多分頻度は下がると思います。

そう考えると仮に80歳までいけると仮定しても10回ほどでおしまいになりそう、、、



今から終活しても仕方ないな。エピキュリアンの精神にもとる!その時はそのとき。一回一回の帰国を十分楽しむことだけを考えた方が良さそうだ。

« Profitons des instants présents! »

これも座右の銘です。


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