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秋分の日〜肩を張らずにフランス92

昨日から雨。秋分の日を目の前にしていよいよ秋が深まる様相です。

「一雨ごとに寒くなる」と言います。季節の変化は日本ほどはっきりしていません。それでも今の雨がおさまって、また少し気温が上がって、それでも以前ほどではなくて、、、というのを2ヶ月ほど繰り返しながら冬へと近づいていきます。

フランスでは当然のことですが「秋分の日」とか、ましてや「彼岸」とは呼びません。 « Jour de l'automne »とか単純に « Automne »
と呼びます。天文学的には « Equinoxe »。文字通り等分の日。こちらの方が「秋分の日」にぴったり。この日を境に夜のほうが長くなっていきます。

今年は9月23日。土曜日なので日本では月曜日が振替休日になっていると思います。

ちなみにフランスには「振替休日」のシステムはありません。 « jours fériés » 国民の休日が何曜日にあたろうとその翌日や週明けが休みにはならない。極端な例が5月1日と8日。メーデーと第二次大戦終戦記念日。ご覧の通り2週続けで同じ日に祝日が当たるんですが、日曜日に当たったからといって月曜日が休みにはならない。損をしたと思うか、忙しい時期に同じ日が2回も続けて休みにならなくて良かったと思うかは人それぞれ。個人的には学校関係の仕事で学年末試験の季節でもあるので、週半ばにこれが当たると面倒でしかないです。



雨が降っています。

この時期の雨はめぐみの雨。気温がそれほど高くないので蒸発する前に地下水脈を潤せてくれます。去年は秋から春にかけて雨が極端に少ないまま今年の夏の猛暑となり、水不足が叫ばれることになりました。7月8月は猛暑とそうでない地域で国土が2分され、一番ひどかったのが « Pyrénées-Orientales » 。Perpignanを県庁に持つ地域。6月早々に水不足宣言が出ました。



秋分の日は雨になるんでしょうか。週明けは雨も上がり日が照る予報ですが気温は24-25度まで。確実に秋になっていきます。

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