オー…おぅ…オぉぅ…

フランス語ってのは、難解や。
冠詞が無いと意味をなさない。と聞いてはいたけれど、時と場合によっては本当に伝わらないので困ってしまう。

日本人らしく、単語帳から学び始めた私は、フランスに来てすぐに困った事態に直面しました。「水」がまったく伝わらなかったのです。

「水」はフランス語で「EAU」(発音はオー)というのだけど、お店で何度このやりとりをしたことか。

私「Eau,s'il vous plaît」(オーください)

店員「?」

私「Eau, s'il vous plaît」(オーください)

店員「??」

私「Eau」(オー)

店員「・・・」

私「Coca, s'il vous plaît」(コーラください)

最終的に、諦めて一番発音が簡単なコーラを頼むという。。水さえまともに注文できないのかと、お先真っ暗になったのは言うまでもありません。
※ちなみに「オランジーナ」は「オハンジーナ」って言わんと伝わらないし、オレンジジュースもオレンジの部分を「オホーンジュ」って…以下略

後に出会ったフランス人らに、上記の会話のことを言ったら、一笑に付されました。

「オーくださいって!!爆」
「何か言おうとしてドもってる人(あ、あの、的な)って思われるでー!」
「てか、そもそもオーってなに?笑」

酷い・・・そこまで言わなくても。。
「水=EAU(オー)」って単語帳に書いてあったもん。怒

私がフランス人の日本語を笑うように、彼らも私のフランス語を笑いながら、持ちつ持たれつ笑いつつ笑われつつ、過ごす日々でございます。

みなさま、お水が欲しいときは、冠詞付きで、「L'EAU(ロー)」っていうか、「D'EAU」って言って下さいね。じゃないと全く伝わらずに、コーラを飲み続けることになりますよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?