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スタバで、北米のアイスダンスの神々に会った話

世界選手権も残すところエキシビションだけとなりましたが、失礼します! 

昨日、競技前に、スタバで北米のアイスダンスの神々に会えた話を書いてみます。

端的な状況説明↓


開場時間を盛大に間違える

事の発端は、大変しょうもないミスです。
開場時間を9:30と勘違いしていたのです!!!!
「開場時間に着けば、男子の公式見られるよね!?」と言って、そこからなぜ時間をきちんと調べようとしなかったのか……。私はよくうっかりしているのでそんなに不思議なことではないのですが、母も何も調べずについてきたのが普段ならありえないことです。まあもう、競技3日目を終え、疲弊していたのでしょう。

ということで、9:30になっても開場しないな?? と思って、チケットを確認したところ
11時開場じゃん!!!!!!!
と母とふたりで阿鼻叫喚。(たぶん世界でいちばんマヌケな母娘だった瞬間)
いやこれは一旦退散しよう、ということで、けやきひろばのスタバに行くことになりました。
私の勘違いのせいでゆっくり出られたところを、この数日のなかで1番早く出ることになってしまったのが申し訳なくて、「好きなものを頼みたまえ」とスタバですがごちそうすることに。(別に母は怒ってませんでしたが、疲れてるだろうしかなり申し訳なかったです。私ももうちょい寝たかったし。笑)

最初に、ケイトリン

モバイルオーダーを済ませて、席に移動しようとすると、受け取り待ちの場所に、カナダのアイスダンサー、ケイトリン・ウィーバーさんがいました。
さっきからなんだか込み入った注文をしている金髪の女性がいるなと思っていたのですが、ケイトリンだったのです!
実は母はウィバポジェの大ファン。アンドリューのタキシード仮面が見たくて、セーラームーンオンアイスもチケットをとっていたくらい。。笑
そしてさらに、前の日に練習リンクの入口の前で遭遇して、他のファンの方が「ケイトリン~!」と声をかけてお手振りしてもらってて、母も声かけたのに声小さすぎて届かなくてしょんぼりしていたのです。笑笑
「ここで話しかけなよ! いけるよ!」と発破をかけると、母は若干躊躇していましたが、勇気を出して話しかけることに成功!!
ずっとファンだったこと、2014年のワールドのFDがほんとうに素晴らしくて、お花も投げ込んだことなど、端的に伝えていました。
ケイトリンは2014年のワールドときいて、「それもさいたまだったよね!」とかにこにこ相づちをうちながらきいてくれて、優しかったです。ありがとうケイトリン! そして相変わらず素敵だった~。

ケイトリンと話し終えて、母、「わー、嬉しい……」と感無量な様子。
その後、「say hello to Andrew」とか言えたら満点だったね、とか反省もしつつ、英語を話す推しが目の前に来た時にどうやって対応するかを妄想ベースで話し合ったりして、少し経ったその時……。
アイスダンスのモントリオールチーム(マリー=フランス・デュブレイユさんとパトリスさんなど)のコーチ陣がドヤドヤとやってきました。
わーやっぱりここは来るんだね~とぼーっと見ていたら、母が息を飲みます。
「スコット!!! スコットがいる!!!!」

カナダの伝説アイスダンサー、スコット

Scott Moir、母のアイスダンス(おそらくほぼ)最大の推し~!!!!
私もバンクーバー前からソチにかけてのダンスはよく見ていたので、テサモエは大好きなんですけれども。母の熱意には負ける。

我が家に飾りっぱなしの2009年2月のカレンダー……笑

前日のRDの時も、カレポノ組のリンクサイドにいるスコットにいち早く反応し、双眼鏡でガン見していた母……スタバに現れたのにもいち早く反応。
え、え~これは……どうする……話しかけられないか、いけるか…? と迷っていたところ、英語が堪能でコミュ力の高そうなカナダ国旗持ったおねえさんが果敢に話しかけ、さらにはスコットだけでなくマリーさんやパトリスさんにもサインをもらっていました。

「わ、すごいね。いやこれ……ママもいかないと!  こんなチャンスないよ! カナダ国旗にサインももらおうよ」
「ええ……でもサインはさ、ペンもないし」
「そこのローソンで買ってくる!! 待ってて」

幸い、おねえさんはチームモントリオールに囲んでもらって写真まで撮っているし、注文していた飲み物もできていなさそうなので、多少の猶予はありそうです。
あと、ローソンはマジで目と鼻の先なのです。たまに利用してるのですぐに思いついてよかった。

けやきひろばのフロアマップ

私は財布を引っ掴んでローソンに走り、ペンを買って、また走ってスタバに戻りました。(たぶん2~3分しか経っていないと思う)

「ほら買ってきたよ!! 行こう!」
「ええでも……」
「いやここは行かないとダメだって!! スコットだよ!?」
と母に再び発破をかけると、近くに座っていたUNOファンのおねえさんたちが私の圧に若干失笑していました。ごめん様子おかしい人たちいて……。笑

母と一緒にスコットに近づき、彼がコーヒーに砂糖を入れ終わるのを見届けてから、なぜか私が声をかけました。(ケイトリンとお話したことで少しほぐれていたので、母から話しかけることもできたと思います……笑)
めっちゃカタコトで、
「スコットモイアーサン!!! オレノカアチャン、アナタノ、ダイファン!!!」って感じで、英語のできなさぶりを猛省しましたが。
その後、母につないで母とスコットが話すところを見届けました。
たぶん、自分だけだったらこんな行動はできないと思います。先日のBEYONDの観客へのインタビューの時に、大ファンの女の子のために「真央ちゃん~!! こっち来て~!!!」と盛大にアピールしてた周りのお客さんの気持ちがよくわかりました。

スコットは結構クールな感じで、「ああそう、応援してくれてたのね、ありがとね」みたいな雰囲気でしたが、カナダ国旗を見せるとちょっと柔らかい雰囲気になったような。(気のせい?笑)
かなり年季の入った国旗なので、「ボロボロでちょっと恥ずかしい、ごめんね」みたいなことを母が言うと、「そんなことないよ。美しいよ」と言ってくれました。で、「ここにサインしていい? メープルリーフにはかかっちゃいけないからね。書くから持って伸ばしておいてくれる?」と言って、サインしてくれました!!

2017年のNHK杯(大阪)で彼らを見納めだと思って振ったらしい

スコットにお礼を伝えて終わりかと思いきや、母、マリーさんにも話しかけていて!! これは少し驚きました。笑

実は、ネイサンの自伝にマリーさんのことが結構出てくるんですよ。それについて、自分が自伝を訳したことと合わせて、伝えていました。もちろん、コーチや振付師としても素晴らしいということも。(母は選手時代も知っているのに、それは伝え損ねたそうで悔やんでいました。。笑)
マリーさんは自伝は読んでないそうで、「あらそうなんですか! 良く書かれていますか。笑」と返してくれたそうです。

というわけで、北米アイスダンスの神々にスタバで会えたよという話でした。
オフの時間に話しかけてしまって、少し厚かましかったかもだけど、もうなかなかないチャンスだったと思うので、勇気を出してよかったなぁと思います。

スタバといえば、この話がありますが。

この時は国旗をホテルに忘れていたので何もできなかったんですよねー。
というわけで、大会期間中は国旗は持ち歩け!!! という教訓を再びかみしめるエピソードでもありました。

開場前からこんなホットなことがあったわけですが、ここの後の試合も大変エキサイティングで素晴らしかったです!! よね!! とんでもないミスから長い長い1日になりましたが、大変充実していました。
ワールドについては、浅いオタクだからあんまり大した感想は書けないけど、140字だとおさまらないことはまとめておこうかなと思います。気が向いたら。

それでは明日から現実に戻るのが悲しいですが、ワールドで選手たちからもらったパワーを糧に、頑張りましょう……!

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