ドンガラガッシャーン
「待つ」こと_どちらかといえば、僕は慣れている方だと想います
人を待つ、サインを待つ、勝機を待つ
辛抱強く待っていれば、待ち人は来るし、同意を得られるし、いいことが巡ってくると、経験則から信じています
でも、いつもそうだとは限らないことも知っています
6週間の選考期間
#大学院留学 のオンライン申請後に受信した申込完了通知のメッセージには、選考には締切日より4週から6週かかると記載がありました
時間的にも精神的にもハードだった書類作成と申請を終え、協力してくれた家族や先生に感謝を伝え、僕は日常を取り戻しはじめました
同時に、一息つくこともせず、申込要件の満たせていなかった #IELTS の勉強も再開しました。申請時に添えた補足説明レターの中で、入学の時_2017年9月末まで #英語学習 を継続し、かつIELTSを再度受験して、最低要件を満たしたスコアシートを提出すると誓約していたのです。すなわち、これからの4ヶ月で「6.5の壁」を越えなければならなかったのです
2017年5月2日_申込締切の翌日
早速、大学院オフィスからメールが届き、「IELTSの再採点のスコアシートはいつ頃提出できるのか」という問い合わせがありました。リアクションの早さに驚きつつ、5月中旬までには届くとわかっていたので、また、自分のリクエストの所為で選考へ悪影響が出るのも不本意でしたので、「5月20日迄にはご報告できる予定です。再採点のスコアシートが届き次第、速やかにご連絡します」という内容のメールを即日送りました。文法やスペルの間違いがないか何度も確認し、先方への感謝も伝えながら、丁寧な英語表現で返信をしました
5月11日
IELTSの再採点の新しいスコアシートが届きました。以前のエントリーで既報のとおり、スピーキングのスコアが5.0から5.5に上がったのみで、ライティングは5.5のまま変化はありませんでした。申請時に、古いスコアシートも提出していたので、スピーキングの点数が0.5上がったという事実を強調して、大学院オフィスに報告しました
この辺りの時期から、自分の気持ちに暗雲が立ち込めてきたことを覚えています。やはり、IELTSで要件を満たせていないのは、かなりのウィークポイントだと、根拠のない自信は萎んでいきました
6月1日
申込から1ヶ月過ぎ、選考期間の4週目にも入って、そろそろ通知がくる頃ではないかと、足が地に着かない感覚のまま、毎日を過ごしていました
それでも、日常の忙しさと、家族のぬくもりのおかげで、僕は平常心を保つことができました。たとえ、期待通りではない結果になっても、来年があるじゃないかと、別プランを用意しながら、淡い期待も忘れずに英語学習に勤しんでいました
45日_待ち侘びた命運
6月15日
申込から45日_6週+3日
大学院からメールが届きました
あっという間ではなく、やっと届いたと
永く待ち侘びた記憶があります
でも、どこで、どんな想いでそれを見たか、
詳しく覚えていません
きっと、鼓動が速くなる緊張を抑えながら呼吸を整え、
期待を込めて開封ボタンをクリックした筈です
Unfortunately
僕はこの単語が嫌いです
この言葉の後には、必ずネガティブな情報が待っているからです
ドンガラガッシャーン
夢が叶わなかった時、全身に響き渡った音です
爆破音は凄まじく
茫然自失の躰は
粉々に飛び散った破片を
ただただ、見つめることしかできませんでした
反撃する準備はできていた
どこまで堕ちたか
どのくらい涙を零したか
よく覚えていません
ただ、確かに覚えていることは、立ち直りは早かったことです
尊敬する #羽生結弦 選手のパフォーマンスの録画を再生しながら
これで良かったんだと、その週末には納得して
前を向いていました
ここで崩れて、諦めるような程度の夢ではなかったこと
一縷の望みにかけて申し込んだので、合格することの方が稀有だったこと
それから、もしここで合格していたら、
IELTSの再受験も、日本の整理も、渡欧の準備も、
そこから9月末までの3ヶ月程度で完了しなければならなかったのです
自分以上に、妻や子供達のことを慮ると、
あまりに期間が短過ぎて、犠牲にすることが多過ぎました
それから、この45日の間に、
ただ結果を待つだけでなく
この事態に備えて、心のバックアップも用意していたのです
荊の棘を払い除けて
2019年度 #大学院留学 という新しいゴールに向けて
もう一度、自分の選んだ路を歩みはじめました
反撃の矛先は、弱い自分
2017年の夏
僕は少し強くなっていました
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