外で読書

こんなにも「いい天気」に巡り合って、幸せ。
うっすらと白い絵の具をつけた筆がなぞってような雲が、青空に置いてある。
車内は暑いけど、窓を開けるといい風が入ってきて涼しい。それに、サワサワと緑が揺れるくらいに強い風は、思いのほか冷たくていい気持ちだ。
それからこんな日に、公園の駐車場で好きなだけ窓を開けてスズメの鳴き声を聞いていてもなんともない、花粉症とは無縁の身体に感謝する。
すこし日陰になるように駐車場脇の木々の下に車を止め、シートを少し倒してふんぞり返っている。窓は外の音と、光と、風が入ってくるくら下げて、タリーズで買ってきたアイスティーをドリンクホルダーからちびちび飲みながら本を読む。
このまま眠ってもかまわない。そんな素敵な天気。

多分、匂いのある飲み物が好きだ。
アールグレイティーが好きだ。
カモミールティーが好きだ。
プーアール茶が好きだ。
モヒートが好きだ。

何十年ぶりかに、「池袋ウエストゲートパーク」の新刊を図書から借りて読みはじめた。
世代的に、長瀬くんと窪塚さんのドラマを見ていたので、その二人の声で台詞が自動再生される。小説を読んでいるだけで、薄っすらと映像が出てくる。
てか、まだ続いてたんだ。そう思った。
真ん中をすっ飛ばして最新化を読んでいるので、これを返したら前の方から読もうと思う。

男同士のコンビものが好きだ。
やっぱり男は二人が最強だと思う。

女は、気の強い一人がいいかな。
ごめん、よくわからない。異論は認める。