やっぱ行きたくない
先週に続き歯医者へ。
あっさり「神経を取りますね」と麻酔をする。
「痛かったら手を挙げてください」
治療に入り、わたしが顔を歪める。
「痛いんですか?」と先生。
「痛かったら手を挙げて貰わないと分かりませんよ。痛いんですよね?」
「はい」とわたし。
こういうのって何処まで我慢するもんなんだろうと思っていたら怒られてしまった。床屋で「痒いところがあったら言ってください」と言われること同じで、暗黙の了解で進んでいくものじゃないのか。もしかして、床屋のアレも痒いときに「あっ、そこもっと掻いてください」って言うひとがいるのか、いや、みんな言ってるの?
わたしの父親が歯医者を出禁になったと聞いたことがある。麻酔が効かなくて気絶して救急車で運ばれたと。子供の頃は「いやいや、そんなことあるわけないじゃん」と、周りが大げさに話を盛っているのだと思っていたが、父親も手を挙げないで我慢したのかもしれない。今なら、その気持ちが理解できる。
変なところで、父親の子供であると認識することがある。変な親子だ。
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