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ポエム・エッセイ

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ポエムのまとめです。わたしの頭の中は、こんな感じです。
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#昼寝

バス停

「待っててね」ってキミは 一緒に帰ろうと誘ってくれたのに あなたの望みを想像しなかったボクは ひとつ離して 椅子に座る 並んで歩く この道の 短い時間は好きなのに バイバイしか言えなかった キミの家があるバス停までは ボクのより ひとつ先なのに 夜を埋め尽くすのは星じゃないって知っていたのに それでも 夜空ばかり見てる 今日で最後の帰り道 じんわりと仲良くなんてならないと分かっていたのに きちんとボクの世界で一番を決めるべきだったのに ひとつ離して 椅子に座る

賢い奴の夏休み〔ポエム〕

夏休み 計画なんてたてるほうじゃなかった だから、初日からロケットスタートでつるみたい奴と好きなだけいる 暑くて溶け出した夏の時間 夜も昼もなく あるのは限りある夏 楽しみ方を知ってる奴は 上手いことスプーンを使って食べて 皮は捨てる あいつらがそうしてるあいだに オレはやっと退屈をおぼえた 昼寝もできない空の下 灰色の雲は眠気を誘うのに ミルキーな雲ばかり流れてくる 眩しくてかなわないから あっちへ行けと 扇風機の風を送った

午後の眠気と戦うには 〔詩〕

ちいさな世界で話していてる それは全く聞こえなくて 昼過ぎで眠たくて 窓を開けても 暑くて 寝 その話がたとえ 面白くても つまらなくても 難しくても 簡単でも 賢くても 何にも聞こえない 洗濯物を乾かすキュレーターの音がうるさいから やらなきゃいけないことをやっと考え始めたから さっき食べたおやつの後味がイマイチだったから 歯医者で治療中の削った歯がずっと気になるから 何か理由を探してこの部屋から抜け出したいから ね でも そんなちいさな世界から 空耳みたいに笑い声が

10時半の眠気。

洗濯をしてから、菓子パンとカフェインレスのコーヒーを飲んだ。 雲の隙間から、日光が部屋の窓をノックしているのをカーテン越しに感じたから散歩したくなる。 でも眠い。 今寝たら、二度寝かな? それとも、昼寝? 休日の朝くらいしか飲まない粉コーヒーなのに「カフェインレス」をなぜだか買ってしまった不思議な私だから、どちらかの判断はつかない。 流れていく雲が確認するように覗くから、こちらも軽く会釈した。 とりあえず寝るから、散歩は夢の中で。 できたら。

寝るために起きて、夢見るために今日を過ごす。

寝るのが好きだ。 これをすごく恥ずかしいことのように感じてしまう。それでも、ひっそりと思う。眠たいときの瞼の重さも、起きたくないと考え出すよりも前のなんにも頭の中に入っていないリラックスした、悪く言えば、ぼーっとしてるだけの時間も。それから、意識は起きているけれど全然目を開ける気のない時間と、そのとき肌に当たるスベスベした感覚に足が熱くなったら少し出して感じるヒンヤリ感も好きだ。 ぐうたらしてることを優雅と言ってほしい。 決められた素材を華麗に刻んで調理するシェフの料理を味

お肉が食べたいから、焼き肉する。

レゴブロックで造ったロボット。 お菓子の空き箱で造った怪獣。 どちらも等しく大事だったのは一瞬で、完成品の玩具が欲しくなった。 太陽のせいで暑いなんて思ってないころから、風が涼しいのは知っている。 時間の使い方を考えているうちに、時間の埋め方が上手くなってしまったから、多分、疲れるんじゃないかな。 過ぎ去る時間が怖い。 なのに、どうしてかゆっくり流れる隙間の時間を無くそうとする。 人間以外の動物は、賢い。

NARUTOでも、呪術廻戦でも好きなのを読めば良い。

エアコンに慣れきった身体を起こしてカーテンを開ける。陽射しが体に当たり暖かいなと思うと同時に、エアコンを切ったら暑いなと思う。 仕事に行くまでのたった1時間。 明日からの連休は、たっぷり読書をする予定だから、それまでの繋の仕事に行く。 リーズナブルな温泉。 図書館で借りた本。 鳴らないスマホ。 寝坊、昼寝。 このくらいの結界をはれば煩わしいモノからは遮断できるだろう。 自分の部屋とPCデスクという結界は、ぼくにとっては弱すぎる。日常という、最大の魔物からは守ってくれないだ

プラスイオンって、あるの?

年々熱くなるらしい地球で、生きているのか、生かされているのか分からないけれど今日も晴天だ。 この暑さを凌ぐために木陰を借りた。 この木も地球に生かされているのかと見上げる。だけど、返事がないのか、木の話す言葉が聞き取れないのか、それすら分からない。 地球に根を張り水を吸い上げるのも、日光を受け止められるように葉を広げるのも僕のためじゃないだろうけど、仮に僕の為だとしたら随分と恵まれた動物だ。多分、違うだろうけど。 たまに遠くの緑を見ると目に良いらしいし、何百年もの樹齢

開けた。

珍しく空が乾いていて、喜ばしい。 日陰という場所が、一年で1番輝く時期が来た。 早朝の涼しさに思い出すのは、遠くなったいつの日かの昼寝。 蝉の声を背に受けて水遊びをし、茹でたトウモロコシを噛じる。あとは扇風機の側で、お腹にタオルケットをかけて昼寝する。 まだまだ、蝉の声は聞こえてる。 空の喉が渇いている。 失った水分は戻らないのか? でも、まだ雨は降らなくていい。 どうせ新潟には、雪が降る。 いずれは。

なにかしたいのに。

昨日が好きすぎる。 生きてるのは今なのだから、今が一番大事なんだと歌うミュージシャンがいっぱいいる。 明日の予定を立てるのは楽しい。 でも、今日はベッドの上でスマホをいじっていたいんだ。 新しいのは肌触りがいいからシーツくらいは変えるけど、それだけ。 昼寝は健康に良いらしいから、少し寝よう。 今年の夏休みは何処へ行こう。 昔、旅行で行ったあそこは楽しかったな。 今日は天気が悪い。 外に出てないから、知らんけど。 もうすぐ週末。 決まった予定はすこしあるから、それが