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ケア専門職におけるプロ意識とは何か  資格を持っていればプロ?

専門職ってそもそも何でしょうか?
英語にするとprofession
和製英語だとプロフェッショナル


専門職(せんもんしょく)とは、専門性を必要とする職のことである。現代の日本においては、国家資格を必要とする職業を指すことが多いが、近年では高度な専門知識が必要となる仕事については、国家資格を不要とする仕事でも専門職と呼称することも多い。
出典:Wikipedia

国家資格は、国家試験を合格して得られるモノであり、どっちにしても高度な専門知識を有する者の事を専門職と呼ぶという事になります。

しかし、実際、国家試験を合格して国家資格を得た段階ですぐにプロとして仕事が出来るのかというとそうではありません。

試験を合格したので知識を有している事は証明されていますが、それを表現して有効活用するには練習が必要になります。

なので、ケア専門職として会社で働き始める時には、大体プリセプターという形で指導者がついて、適切に表現できるように練習を重ねていきます。

出典:石橋潔 専門職化によって形成される専門領域と非専門領域:その理論的枠組み より引用

国家試験を合格した時点では、上記図における[標準化された情報]を知っているだけの状態であって、それを個別性の高いクライアントに適用する事が難しいのです。(実習等である程度の練習はしますが)

段々、練習を重ねる内に情報を個別性の高いクライアントに適用できるようになり、ようやく一人前のプロフェッショナルになれます。

話は変わりますが、『プロフェッショナルは勉強し続けなければならない』と良く聞きますよね?
それは何故なのか?

上記図を見て分かりますが、[標準化された情報]を知っている事が専門職の前提条件だからです。そして、その情報は日々更新されています。勉強し続けなければ専門職としての前提条件を満たせなくなるのです。

あなたは専門職としての情報を頭に入れていますか?情報を更新していますか?その更新した情報をクライエントに適用していますか?
常に自分に問いかけながら、精進していく事がプロ意識です。

私も、肝に銘じて、情報を仕入れては適用し、噛み砕いては発信していきたいと思います!

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