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ドイモイ政策によるベトナムの高度経済成長とベトナムドン

ベトナムドンは、ベトナムの法定通貨であり、通貨コードはVNDです。

2023年10月16日現在、日本円あたり約163.53ベトナムドンとなっています。

この為替レートは、日々変動しているため、最新の情報を確認することをお勧めします。

●ベトナムの将来性

ベトナムはご存知のように社会主義国です。

それでも、中国と同様に社会主義国でありながら、1986年に市場経済システムを取り入れています。

これが"ドイモイ政策"です。

市場開放を進めながら国体は社会主義国といういびつとも言える体制をとりました。

それ以降、ベトナムは市場開放を積極的に推し進めることになります。

その結果、1980年代から経済成長率が一度もマイナスにならず、現在まで平均5%~7%前後で推移するという驚異の経済成長を遂げているのです。

ベトナムが目指しているのは2045年までに高所得を実現し、先進国になることです。

2021年~2025年のベトナム経済に関する目標に関して、以下の指標が設定されました。

・今後5年間のGDP成長率は平均6.5~7.0%

・2025年の1人当たりGDP4,700~5,000ドルの実現

・経済成長に占める全要素生産性(TFP)寄与率約45%

・労働生産性上昇率年平均6.5%超

・都市化率約45%

・GDPに占める製造業割合25%超

・GDPに占めるデジタル経済割合約20%

1980年から経済成長を続けて、まだまだ成長をし続けるベトナムの凄さがわかります。

ただし、ベトナムは第2次世界大戦後1970年代まで内戦に次ぐ内戦です。

数多くのインフラが破壊され、経済成長は0からではなくマイナスからのスタートとなりました。

それを考えると、ベトナムはまだまだ発展途上であり、伸びしろのある経済成長を続けているといえます。

そして、これだけの力強い経済成長を考えると、ベトナムの将来性は非常に高いことが容易に想像できるといえるでしょう。

●ベトナムの輸出入状況

ベトナムの主要な輸出品目は、繊維製品、靴、家具、農産物、電子部品などがあります。

日本から見ると、ベトナムは早くからオフショア開発で強いパートナーシップ関係にありました。

ベトナム人も勤勉であり、日本と価値観が近い国柄であり、大東亜戦争を経て以来親日国として知られています。

ベトナムの主な輸出先は、アメリカ、中国、韓国、日本、香港などが挙げられます。

中越戦争や南シナ海の領海問題もあり、中国とは犬猿の関係が続いている一方で、経済は密接な関係を築いているといえます。

2018年のベトナムの主要輸出品目は電話機・同部品となって
おり、492億1,946万ドル(前年比8.7%増)となっています。

一方で、ベトナムの主要な輸入品目は機械類や衣類、はきもの、魚介類、家具などがあります。

ベトナムにとっての輸入相手国1位は中国となっており、27.6%のシェア率です。

このことからも、敵対する関係と言える中国とは経済では密接な関係にあるといえるでしょう。

そして、2位が韓国で22.1%のシェア率であり、3位が日本で7.9%のシェア率となっています。

ベトナムは資源が豊富であり、資源輸出国として機能していますが、同時に工業化も進められています。

そのため、非常にバランスの良い輸出入状態と言ってもいいでしょう。

●ベトナムドンの価値はどうやって決まる?

ベトナム通貨の価値はベトナムドンです。

ベトナムも経済成長と共にベトナムドンも強くなっており、経済成長との相乗効果と言ってもよいでしょう。

通貨の価値は、その通貨自体で決まるのではなく、他の通貨と比較してどれだけ高いかを示す指標である「為替レート」によって決まります。

そのため、比較対象の通貨によるのですが、日本円でいうと対ドルでどうかというのが通貨の強さの指標となります。

ベトナムドンも同様で対ドルに対してどうかというのが指標となっています。

また、ベトナムドンの対円についてのレートを知りたい場合は、日本円とベトナムドンの為替レートを調べることができるサイトがあるのでそこを参考にしたらよいでしょう。

基本的にベトナムドンの対円は体米ドルレートと連動しており、「ドル円」に近い動きをしています。

ベトナムは高い経済成長を続けていますが、1993年から2011年まで19年連続で貿易赤字を計上しています。

貿易赤字が続くのは経済の不安要素と言えますが、それを補ってあまりある経済成長を続けているのでそれほど問題視されていません。

2016年以降、現在まで6年連続で貿易黒字をマーク。

ベトナム経済の底堅さを世界にアピールしています。

そして、という言い方が正しいかどうかわかりませんが、米国は2020年にベトナムを為替操作国に指定。

米国が警戒感をあらわにした形ですが、ベトナムは自国の貿易黒字と米国の貿易赤字は無関係という立場で反論しています。

※2021年に為替操作国から除外しています。

●ベトナムと日本の関係

日本とベトナムの関係は、1973年に外交関係を樹立。

以来、経済・文化・教育・科学技術などの分野で発展してきました。

国交樹立以来、日本はベトナムの最大のODA(政府開発援助)提供国となっており、ベトナムの経済発展に大きく貢献しています。

また、日本はベトナムの主要な貿易相手国であり、両国間の貿易額は年々増加している点に特筆すべきです。

文化面では、日本とベトナムは多くの共通点を持っています。

ベトナムも仏教国であり、価値観が同一であり、日本のアニメや漫画もベトナムで人気があります。

以上のように、日本とベトナムは多くの分野で協力し合っており、友好的な関係を築いています。





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