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BRICS初期からの参加国である南アフリカ共和国

大小さまざまな国家が存在するアフリカは、最後のフロンティアとも呼ばれており、今後の成長が期待されている地域です。

その中で、BRICS初期から参加している南アフリカ共和国は、特に経済成長が著しく、今後も発展が続くと予想されています。

南アフリカは、アフリカを構成する国家の中でもっとも大きな経済規模を有しており、世界的な影響力も決して小さくありません。

サッカーやラグビーなどの強豪国としても知られていますが、アフリカ有数の経済国でもあります。

中でも首都のヨハネスブルグは世界的にも重要な都市で、アフリカの経済・金融中心地となっています。

治安やインフレなど、新興国としての不安要素も多いですが、海外からの投資も盛んに行われています。

日本との関係も良好で、BRICSを抜きにしても経済的に深いつながりがあります。

南アフリカ共和国はどんな国?


南アフリカと聞いて、頭に浮かぶものは人それぞれ異なると思います。

日本ではサッカーやラグビーの強豪国として有名ですが、高い経済力があり、豊富な鉱物資源も有しています。

特に経済面においては、日本の重要なパートナーといっても過言ではありません。

・南アフリカの特徴

南アフリカは、アフリカ大陸の最南端に位置する共和制国家です。

ジンバブエやボツワナ、ナミビアなど複数の国家と国境を接しています。

国土は日本よりも3倍以上大きい一方、人口は約5,700万人で、人口密度はさほど高くありません。

南アフリカの首都はヨハネスブルグで、アフリカ有数の世界都市に数えられています。

BRICS内での経済規模は大きくないものの、アフリカ内では最大の経済規模を誇ります。

ただ、国内は失業率が高水準で推移しており、治安の悪化も社会問題となっています。

・南アフリカの歴史


南アフリカは、17世紀中頃に当時のオランダ東インド会社が中継地としたことに端を発します。

中継地が設けられた後、ヨーロッパからの移民と奴隷が連れてこられたことで人口が増加し、カラードと呼ばれる集団が形成されました。

しかし、18世紀末にはイギリス人の渡来が増え、ナポレオン戦争後にオランダからイギリスへと譲渡されています。

その後は多数の紛争・戦争を経て、1960年代に共和制へと移行しました。

ただ、当時は白人と非白人を区別するアパルトヘイトが取り入れられ、1994年に廃止されるまでずっと続きました。

ご存じの方も少なくはないでしょう。

アパルトヘイト廃止後は経済政策の取り組みが進み、経済は大きく発展したものの、格差解消には至っていません。

失業率も高く、今後の動向に注目が集まっています。

・南アフリカの経済について


BRICSの一端を担っている南アフリカは、アフリカにある国家の中でも特に大きな経済規模を誇ります。

2021年のGDPは4,199億ドルで、新興国の中では上位に位置します。

経済成長率も安定しており、緩やかに成長が続いています。

主要産業はさまざまですが、農業分野ではトウモロコシの生産量がアフリカ大陸随一です。

また、アボカドやサトウキビなどは重要な輸出品になっているほか、小麦などの生産にも力を入れています。

経済成長が続く南アフリカにおいて、特に成長しているのが工業です。

食品や化学、繊維産業などが急速に成長しており、同国のGDPに占める割合も多くなっています。

また、経済成長につれて自動車産業も盛んになっており、各国の自動車メーカーが工場や拠点を置いています。

南アフリカは鉱物資源も豊富です。

金やダイヤモンド、プラチナやレアメタルなど多種多様な鉱物を生産しており、特に金は世界で産出される量の半分近くを占めています。

ダイヤモンドの生産量も世界トップクラスで、品質のよさは高い評価を集めています。

・日本と南アフリカの関係

日本にとって、南アフリカはサッカー・ラグビー強豪国のイメージが強いかもしれません。

しかし、外交関係は100年以上続いており、アフリカにおける重要なパートナーとなっています。

同国と外交関係が始まったのは1910年代で、ケープタウンに領事館が設置されました。

第二次世界大戦時は一時外交関係が絶たれましたが、戦後は国交が再開し、経済協力も行われました。

特にアパルトヘイト廃止後は交流が盛んになっており、日本政府の要人も幾度となく南アフリカを訪問しています。

また、経済面でのつながりも深く、日本からは産業用機械が多く輸出される一方、南アフリカからは銀やプラチナなどの資源を輸入しています。

まとめ

BRICSの構成国である南アフリカは、アフリカ大陸の中で有数の経済規模を誇る国家です。

インドや中国ほどではないものの、緩やかに経済成長が続いています。

特に豊富な鉱物資源を有しているため、資源の大部分を輸入に頼る日本にとって、重要な国家と位置付けられています。

民間レベルでの交流も盛んに行われており、今後もつながりを深めていくことが期待されます。



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