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性別に違和感があるって、何?どういう事?

こんばんは、縁(えん)と言います。
僕は性同一性障害(現在は性別違和)を抱えて生きてきました。
現在は既に戸籍変更を終え、生活や仕事の中では、完全に男として生きています。

皆さんは生まれたときから、だいたいの人が、心の性別=体の性別として生まれ、性別に対して何の考えもなく、当たり前に生活していると思います。水を飲むことや、歯磨きすることくらい当たり前に、あなたの性別はあなたの心の性別と一致していると思います。

僕は、これが違いました。
この心の性別と体の性別が一致しないことを、性同一性障害(現在は性別違和)と言います。

僕は、生まれたときの性別(🚺)に、物心ついた時から、疑問がありました。小さいときは、何で女なんだろう?というよりも、もっと細かいレベルでの違和感が連続します。(笑)

例えばですけど、このような感じですね😅
・洋服は青色がいい、ピンク色は嫌
・襟がついているシャツが嫌
・スカートももちろん嫌
・髪の毛も伸ばすのも嫌
・靴下のヒラヒラも嫌
・パンツの柄も、服の柄も、靴下の柄も可愛いキャラクターが嫌
・靴も、○○レンジャーが良い
・遊びもママゴトよりも外で遊ぶ
などなど。

本当にとにかく、超細かい単位で、嫌なことが毎日発生ていました(笑)
一番覚えているのは、何故自分には、父親と同じようにイチモツ(笑)がついていないのか悩んでいました。父親に言ったら「朝起きたら、いつの日か生えてくるで待っておけ」との回答が(笑)
これは小学校の中学年くらいまでは本当に信じて疑いませんでしたね🤣(笑)

ま、今書いたのは、本当に幼い時の記憶で、
小中学校になるともっとはっきりした記憶で覚えています。

小学校の頃から一人称に困り出したり、高学年になれば、「将来手術して男になる」と友だちに公言したり、立ちション練習したり、中学では学校のスカートやランドセルが嫌すぎてどうしようもなかったり、、、

そして、知識がなかったし今のように情報社会ではなかったので、
自分は何者なのか?ということに、誰にも言えず一人で悩んでいました。
本当にこの頃は、親にも言えず、自分でも何が原因かもわからず、苦しむ日々でしたね。それが理由かは分かりませんが、本当につんつんした性格でいつも不機嫌で怒ってましたね(笑)
僕の自分史は、あまり皆さん興味ないと思いますので、ここまでにしておきます!!

とここまで書いたように、性別違和があるということは、小さい頃から当事者にとっては本当に苦しんだり悩んだりする点が、周りからは想像が出来ないことばかりということを少しでもわかってほしいと思います。

もし、この記事を、お子さんからカミングアウトされて理解できなくて見て頂いているのであれば、すぐに子どもの気持ちを理解はしなくていいです。ただ、気持ちを少しでもわかってあげて欲しいので、僕からの提案としては、下に書いてあることを明日一日でいいので実践してください!

 もし、お父さまであれば、朝から女装をし、すべての行動、言動を女らしくした上で、いつものお母さまの生活をしてください。
 もし、お母さまであれば、朝から男装をし、すべての行動、言動を男らしくした上で、いつものお父さまの生活をしてください。
※男性らしい、女性らしいという表現をしましたが、あくまで伝わりやすい表現として使っているだけで、差別用語としては用いておりません。あくまで、お母さま、お父さまの、男らしい、女らしいを想像して頂ければ結構です。

本当に実践して頂ければ、今まで分からなかったことが分かると思います。
もし、実践できなくても、想像することで少しは分かることがあると思います。
そして、お子さんは、これを生まれてから今日までずっと誰にも言えず実践して来たことも分かってあげてくださいね。

もし、少しでも親御さんが分かってくれたら、辛かったねと言ってくれたら、それだけでも当事者の心は少し救われますよ。

僕のモットーは、
どう生まれるかよりも、どう生きるかを大事に!
この記事が誰かの役に立つことを願っています。

では、また書きますね。

2021年2月1日追記
現在僕はCHANGEのサイトを運営しています。
CHANGEでは、無料相談を随時受け付けています。
カミングアウトに悩んでいる方、性別違和で悩んでいる当事者、当事者の親御さんは、お気軽に以下よりお申込みくださいね。


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