SNSで話題。本当は怖い膣内洗浄の話
こんにちは!
laugh.のスタッフMAYUです。
本日は、デリケートゾーンの「吸収率」と「やってはいけないケア方法」に関するお話です!
以前の記事では、インティメイトケア(デリケートゾーンをケアすること)の必要性についてお話させていただきました。
記事はこちら↓
ですが、これだけだと
「インティメイトケアが大事なのはわかったけど、人から見えない箇所にお金をかけるのはもったいない!」
そう思っている方も多いのではないでしょうか?
分かります。私も最初はそうでした。
日本だとまだあまり周りにインティメイトケアをしている人もいないし、インティメイトケアをしたからって、人から見える部分じゃないのであんまり気付いてもらえないしって思ってしまいますよね。
私もそう思ってました。
デリケートゾーンの経皮吸収率を知るまでは....
経皮吸収とは?
皆さんは「経皮吸収」という言葉をご存じでしょうか?
体に悪い成分が体内に侵入し蓄積する「経皮毒」という言葉は、最近耳にする機会も増えてきたのではないでしょうか?
人間の体が物質を体内に取り込む経路は 3つ。
飲食物を口から取り入れる「①経口吸収」
呼吸 によって取り入れる「②経気道吸収」
そして化粧品や日用品などに含まれている成分が、皮膚を通して体内に吸収されることを「③経皮吸収」と言います。
【例】
①経気道吸収
・大気汚染物質
・放射線物質
・殺虫剤
②経口吸収
・食品添加物
・残留農薬
・石油精製物質
③経皮吸収
・洗剤
・化粧品
・シャンプー・リンス
・入浴剤
・生理用品
例えば、禁煙用のニコチンシートを腕に貼ったり、
虫刺されの薬を肌に貼ったりすると思います。
それらは経皮吸収によって体に影響を与えているのです。
さて、その経皮吸収ですが体の部位によって吸収率が異なります。
腕の吸収率を「1」とした場合、
女性の陰部(デリケートゾーン)はその42倍!
いつもあれだけお金をかけてケアしている頬周りの吸収率が13倍なのに対して、全くケアしてこなかったデリケートゾーンが42倍なんて驚きですよね...。
それだけデリケートゾーンに付着した悪い成分も良い成分も体に取り込まれやすいという事です。
今まで脱毛した後にデリケートゾーンに塗っていた市販のボディークリーム
生理の量が少ない日に長時間つけていたナプキン
毎日大して泡立てずにデリケートゾーンにつけていた市販の身体用のボディーソープ
今まで自分がインティメイトケアを怠っていたことによって、どれだけ悪い成分や細菌が膣から体内に吸収されたのだろうか。。。。
もしかして蓄積されて「経皮毒」になってしまっているのではないか。。。?
そう思うと怖くて不安で、今までインティメイトケアしてこなかった自分を後悔しました。
なので、この事実をもっと多くの人に知ってほしい!
私と同じ後悔をしてほしくない!
そんな思いでこの記事を書いています。
本当は逆効果!?膣内洗浄の危険性
インティメイトケアを行う上で重要なのは、フローラバランス を整えることです。
フローラとは多種多様な菌のいる様子のことです。
花畑(フローラ)に例えてこのように呼ばれています。
フローラにいる菌たちは大きく分けて3種類。
日和菌は、菌の総数が多い方の味方をします。
それにより、悪玉菌が増えると日和菌も悪い働きをしてしまうことになります。
そのため、デリケートゾーンの清潔を保つには、悪玉菌は減らして善玉菌を増やし菌のバランスを整える必要があります。
ただし、悪玉菌を減らそうとしてむやみやたらに洗うのはNG!!
洗浄作用によって善玉菌まで減らしてしまう可能性があるので注意しましょう。
善玉菌が減ると膣カンジダをはじめとする、様々なデリケートゾーンの病の原因になりかねません。
中でも、laugh.専属の産婦人科医である飯田先生によると、最近SNSなどで話題になっている腟の中を直接洗ったり、腟の中に何か挿入するタイプの市販の洗浄薬は、医学的には逆効果と考えられているそうです。
・コットン素材の下着をなるべく着用しデリケートゾーンを蒸れにくくする
・長時間同じナプキンを使用しない
・デリケートゾーン専用のソープを使い始める
・デリケートゾーン専用の保湿剤を利用する
など、まずはどんな簡単なことからでもいいので、ぜひ今日からデリケートゾーンを今までよりもちょっと労わってあげてください。
この記事をきっかけに少しでもインティメイトケアに興味を持ってもらえたら嬉しいです!
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