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CYCLE MODE TOKYO 2023 に行ってきました

昨日、CYCLE MODE TOKYO 2023 に行ってきました。
国内自転車業界で最も大きな展示会とのことで、どのような訴求が行われているのか興味津々で東京ビックサイトに向かいました。

東京ビックサイトで開催される展示会には、前職その他で何度も行ったことがあり、展示側の説明会も経験しているので、当日券の購入や入場は激混みなんだろうなぁ、という予想から、事前にオンラインでチケットを入手し万全の準備をしてからの現地入りです。
しかし、会場は「ホントにイベントが開催されているの?」という雰囲気で、人はまばら。到着時刻は11:00頃と、混雑が予想されている時間帯だったので、拍子抜けでした。

しかしながら、展示ホールの中は意外と人が多く入っており、特に試乗は大人気だったようです。

展示の7割くらいはロードバイク

多くのメーカーや代理店が出展していましたが、7割がロードバイク関連、1割がグラベルロード関連、2割がその他という印象です。
担当が昨年末e-MTBに乗り、行政から特別な許可を得て某所の里山視察ツアーに行った経験から、e-MTBのとてつもないポテンシャルに感心しましたが、MTBを含めても出展はごくわずか。「メーカーECサイト直販のみ」というビジネスモデルが注目され、豊富な商品ラインナップを持つ独CANYONのブースにも、MTBの展示はありませんでした。

その理由は、e-MTBが非常に高価で価格レンジが50~100万円以上であることか? とも思いましたが、100万円以上するハイエンドのロードバイクは当たり前のように多数展示されていたので価格が理由ではなさそう。ということは、CYCLE MODE TOKYO 2023に訪れる顧客はMTBへの興味関心は低いだろう、という出展側の判断なのでしょう。

そういえば、世界最大の自転車コンポーネントメーカーであるシマノのブースでも、MTBコンポの単体展示は無かったような気がします。

その一方で、タイヤメーカーはMTB用やグラベルロード用など、オフロード系のタイヤをしっかり展示していました。これは、ロードバイク用のスリックタイヤだと見た目的にはあまり違いが無いことに対し、ゴツゴツしたオフロードタイヤの外見が展示会映えすること、商品種別ごとの違いがビジュアル的にわかりやすいことが理由かもしれません。

どんな人が来場していたか

では、来場者はどんな方が多かったかというと、圧倒的多数が男性でした。年齢層は結構バラけていて、40代くらいの方が多いようにも思いましたが、10代後半~20代と思われる方も意外と多い。また、欧米やアジア圏からと思われる方も目立ち、海外からも多くの方々が来場していたようでした。
また、これは完全に担当の主観ですが、試乗コースを眺めていてもガチにスポーツ自転車に乗り込んでいると思われる雰囲気の方は案外少なく、大半は「モノ」としてのスポーツ自転車が好きそうな、ライトな趣味層という印象です。

担当の感想

今回、CYCLE MODE TOKYO 2023がスポーツ自転車業界最大規模の展示会ということで、最近興味津々のMTBの最新の業界動向や技術などの情報を仕入れることを目的に行ってきました。
しかし「MTB」の情報収集という意味では完全に空振り。収穫はタイヤメーカーの方から色々と話を聞けた程度に留まりました。
でも、ハイエンドのロードバイクのカーボンフレームについて色々聞けたり、6輪生活というテーマでキャンピングカーに自転車を積んで出かけよう的なブースても、出展者から興味深い話を聞くことが出来ました。
全体的に、ハード主体でスポーツ自転車に乗って○○を楽しもう! という展示は少数の自治体がサイクリングコースを訴求していたのみ。主催者展示で「文化とグラベル」というのもありましたが、信越地域で走れるグラベルの紹介と何故かコーヒーバリスタによるセミナーが主でした。
セミナーでいただいたコーヒーはとても美味しかったけれど「スポーツ自転車を楽しむライフスタイルの提案」みたいなものがあっても良かったのかなぁ、と思います。

CO2を排出せず、健康促進にも有効なスポーツ自転車。
その楽しみ方の提案には、意外とビジネスチャンスがありそうだ、なんてことも感じた展示会でした。

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