仕事と日本と外国人③<よかれと思って>

34歳。                               1年程前から、都内で外国人を日本企業に紹介する小さい会社をしています。徒然なるままに書きますので、取り留めのない文章になります。

先日の記事の中に大雑把にお話しした内容を少し掘り下げた記事です。                             (こちらからどうぞ→https://note.com/latin0626/n/n1279240b1dbe)   すべてが当てはまるわけではなく、日本で外国人が住んでるとそういうこともあるんだねって感じで読んでください。

<今日のお題 よかれと思って>                                  日本人らしさとは聞かれれば、それなりの数の人が「おもてなし」と答えるかと思います。ただ、日本人が感じるおもてなしのサービスってすごくハードルが高いと思いませんか?外国人からすると日本人が当たり前にやっていることがすべておもてなしに近い。っというか、そもそもおもてなしという概念、価値観が全く違います。今回はそんなお話。

ある東北の会社のお客さんで外国人スタッフの昇給に関する打ち合わせがありました。事の発端は、外国人スタッフから2年間勤務をし、3年目に突入するタイミングで昇給をして欲しいとの賃金交渉がありました。会社側と数度交渉をして、会社側から出された昇給プランは以下の通り。               ・勤続丸2年、3年目の突入で昇給をし、以後毎年昇給有                              ・昇給額は査定をもとに、基本給の2%(大体MAX5000円ぐらい)      ・賞与その他は上記と同様                                    みなさん、どうですか?                                 ぶっちゃけで言うと、日本企業の至極当然の昇給内容だと思います。      ただ、彼らの答えは「NO」です。                               なぜなら、これからの先の事にではなく、今、結果が欲しいから。      その後の彼らからの要求は一律1万円の賃金UPでした。企業側からの回答はまだですが、おそらくOKとなるでしょう。                         さて、今回の本題の結論です。                                  日本人はこれから先5年、10年と外国人の彼らに働いて欲しいと思い、毎年昇給するシステムをよかれと思って、提示しました。ただ、彼らはそんな先のことはわからないし、働いてるかもわからないから、来月の給料からUPすることにして欲しい。                                ここが、日本人と外国人の違いです。して欲しいことに大きなギャップがあるんですよ。今を見る外国人と先を見る日本人。                      この手の話題は多々あるので、また別の機会にお話しします。                 外国人はめんどくさいと思いますか?                          そう思うのであれば、外国人も日本人はめんどくさいと思っているでしょうね。                                         では、また。

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